やさしいコルクマットには二種類の厚さがあります。レギュラーサイズの8mmとラージサイズの11mmです。この二種類の厚み、どう違うのかを考えてみました。
厚いマットのいいところはクッション性
11mmのコルクマットのいいとろこは、やはりクッション性です。
赤ちゃんにやさしいと言われる所以は11mmの厚さにあります。赤ちゃんが転んだ時まず心配になるのは頭です。
大人に比べて頭の大きくて重い赤ちゃんは転んだ時に頭を打つ可能性が多くなります。
そのような時に厚みがあって、頭を打った時にその衝撃を吸収してくれるクッション性の高いコルクマットはとても頼もしい存在です。
またそれと同時にクッション性が高いとということは、断熱効果や防音性・遮音性にも優れているということも言えるのです。冬になればフローリングの床の冷たさは結構堪えるものです。
そのためルームシューズを愛用される方もおられるでしょう。
でも厚手のコルクマットはフローリングからの冷えを確実にシャットアウトしてくれます。
また防音・遮音に関しても、マンションなどの集合住宅にお住まいであれば階下への騒音に気を使われることでしょう。特に小さな子供のいるご家庭であればなおさらです。
その場合でも8mmのコルクマットよりも11mmのコルクマットの方が防音・遮音効果が高いのは誰でもわかることでしょう。
…というように、厚いコルクマットの方が色々とメリットがあるようです。
では厚いコルクマットを選んでおけば間違いはないのでしょうか。実は薄いコルクマットを選ぶ選択肢があるのです。
薄いコルクマットならではのメリット
コルクマットを購入した時の失敗談としてよくあるのが、床と部屋のドア、あるいはクローゼットのドアとの隙間がどれくらいあるのかを考えていなかったというものです。
コルクマットを購入して実際に敷いてみて、ドアがコルクマットに引っかかって開かないことに気づくのです。結局ドアの可動範囲だけフローリングのままということになってしまいます。
購入される際にはドアと床の隙間がどれくらいあるのかを測っておきましょう。
部屋の一部にコルクマットを敷いた場合にコルクマットのフチにつま先が当たることがあります。
段差というほどでもないのですが、歩けるようになったばかりの赤ちゃんや足腰が不自由になってきたお年寄りなどではつま先を引っ掛けて転倒する可能性も出てきます。
その場合、厚手のコルクマットよりも薄手のものを選んだほうが安全です。
また、コルクマットの上に家具を置く場合クッション性のある厚手のコルクマットのほうが不安定になりやすいでしょう。
地震対策を考えるのであればコルクマットの上に家具、特に背の高い家具は置くべきではないと思うのですが、どうしてもおきたい場合は薄手のコルクマットを選ぶ必要があるでしょう。
まとめ
厚手のコルクマットはそれなりに色々とメリットがあり、コルクマットを購入する場合、コストの問題を考えなければ、普通は厚手のものを選んでおけばいいのですが、状況によっては薄手のコルクマットを選ぶべきだったという状況も起こりえます。
コルクマットを購入される場合はどのような部屋にどのような敷き方をするのかを考えて購入してください。