ラグやカーペットの種類

カーペットやラグはインテリアの一部として敷くだけではなく、そのクッション性で足音や物を落とした時の衝撃音を防いだり、床からの冷えを防いだりと生活の中て大いに役立ってくれます。
そのカーペットやラグも製造方法によって色々な種類がありそれぞれに特徴があります。

タフテッドカーペット

タフテッドカーペットとは、ベースとなる基布にニードルと呼ばれる針でパイルを差し込んでいきます。そして差し込んだパイルの抜けを防ぐため、裏面にラテックスなどの接着剤を塗布し裏布を貼り合わせます。このパイルは通常カーペットの表面でループ状になっています(ループ)。最終的にナイフでカットされているものもあります(カット)。

タフテッドカーペットの構造

タフテッドカーペットの構造

現在その作業はタフテッドマシンという機械で行われ、ウィルトンカーペットやアキスミンスターカーペットなどの織カーペットに比べ、高速で大量生産が可能なのでコスト的にリーズナブルなカーペットが購入できます。

欠点としては、タフテッドカーペットは裏地を接着剤で固定するため、年数が経ったりすると劣化を起こしたり、水をこぼしたりすると波打ったり剥がれてしまう場合があります。また、裏面に接着剤の層があるために織カーペットに比べ通気性があまり良くありません。

ウィルトンカーペット

ウィルトンカーペットの構造

ウィルトンカーペットの構造

ウィルトンカーペットとは18世紀の中頃、英国のウィルトン市で初めて織られたことからウィルトン織、ウィルトン織で織られたカーペット、ラグをウィルトンカーペット、ウィルトンラグといいます。手織り絨毯の風合いを機械織りで再現した高級カーペットです。

ウィルトンカーペットはタフテッドカーペットのように基布に糸を突き刺して作るカーペットとは違い、基布となるタテ糸、ヨコ糸とパイルが同時に織り上げられる、とても緻密な密度と高い耐久性が特徴で、シワや型崩れが起こりにくく、パイルが直接基布に織り込まれているため丈夫で抜けにくいといった特長もあります。

ウィルトンカーペットの裏側

ウィルトンカーペットの裏側

ウィルトンカーペットは織物なので通気性がよく熱がこもらないため、床暖房のの上にも敷くことができます。パイルの形状もタフテッドカーペットのようにループとカットがあります。

また、ウィルトン織のカーペットの中にダブルフェイスカーペットというのもあります。基布を2枚向かい合わせのようにして、その間をつなぐようにパイルが織り込まれていきます。そしてその間をカットすれば、向かい合わせのカーペットが2枚同時にできあがります。これをダブルフェイス、二重織、フェイス・トゥ・フェイスなどと呼びます。

アキスミンスターカーペット

アキスミンスター織りの構造

アキスミンスター織りの構造

英国のアキスミンスターで生まれた織り方で、現在は機械織りが普及していますが、元々は手織りから始まりました。適当な長さにカットされたパイルをU字型にして挿入し織り込まれたもので、すべてがカットパイルで、ジャカード機を使うことにより多くの色を使った複雑な模様織りが可能です。アキスミンスターカーペットは製法の違いによって、「グリッパー式」と「スプール式」に分かれます。アキスミンスターカーペットは機械織りの最高級として高級ホテルなどでも使用されています。

ジャカード織機(Jacquard):フランス人のジャカールが考案した織機。パンチカードを使い、パンチカードのパターンにより複雑な模様を折ることができます。この織機を使っておられた織物を「ジャカード織り」と言います。

フックドラグ

フックドラグとは、タフテッドに似ていて、寄付に裏から差し込まれたパイル糸をラテックスと裏基布で固定するという方法で製造されます。垂直に立てかけられた木枠に基布が張られ、1本針で電動のフックガンという道具を使ってパイル糸を差し込んでいきます。パイルの長さや太さによって針が替えられます。カットパイルの場合は、フックガンに組み込まれたハサミによって自動的にカットされます。

フックドラグは、パイルの長さ、素材、色が自由に選択できるため、一般的なラグやマットから段通のような高級品など、オーダーメイドでも幅広く生産することができます。

また、構造が単純でもあり簡単な道具でハンドメイドが可能で、ラッチフッキングやロッカーフッキングと言って手芸としても人気があります。メッシュ状のキャンバス地に毛糸や細く切った布などをパイルとして専用のかぎ針で差し込みながら模様を描いていきます。

道具や材料なども手芸店で簡単に手に入り、ランチョンマットやクッションから玄関マット、ラグなど身の回りの小物から大きなものまで手作りが楽しめます。欧米ではとてもポピュラーな手芸で、デザインや色が自由に選べるため、絵画のような作品を作る方もおられます。

平織りカーペット

平織りカーペット

平織りカーペット

平織りカーペットとは、タテ糸とヨコ糸を織られた織り方で、パイルのないカーペットをいいます。緋毛氈(ひもうせん)、菊水織(きくすいおり)、三笠織(みかさおり)などの種類があります。裏張りがされいるためにほつれがなく、好きなサイズにカットできる製品もあります。平織りはパイルがないためにお手入れがしやすかったりします。

カーペットは丸巻きの状態で販売されたりしますが、折りたたんで販売されている場合もあり「丸巻き」に対して「平折」と呼ぶ場合もあるようですが、「平織り」とは全く違います。中にはウィルトン織の技法で平織りの風合いを出した、平織り風ウィルトンカーペットなどもあります。

その他のカーペット

ニットカーペット

ニットカーペットとは、パイル糸と基布を同時にラッセル機などの編機を用いて編んだカーペットのことを言います。通常ループパイルでパイルに高低差をつけることもできます。

接着カーペット

接着カーペットとは、基布に接着剤でパイルや繊維を接着して製造されるカーペットをいい、ボンデッドカーペット・コードカーペット・電着カーペットなどがあります。
表面のテクスチャーも様々で比較的価格も安く量産されています。

ボンデッドカーペット:接着カーペットの一種で、あらかじめ接着剤を塗布した基布にパイルを貼り付けていく方式のカーペットをボンデッドカーペットと言います。パイルを1本ずつ貼り付ける「シングルエンド」と、パイルをU字型にして貼り付ける「マルチホールド」があります。

コードカーペット:コードカーペットは接着カーペットの一種で、波状に並べたパイルを主にゴムなどの下地に圧着加工したカーペットです。

電着カーペット:接着剤を塗布した基布に高電圧の静電気で、短い繊維(フロック、毛羽)を植毛させたカーペット。フロックカーペットとも言われます。

毛氈(もうせん)

圧着カーペットの一種で、カーペット用毛織物です。羊毛その他の獣毛を原料とし、湿気と熱、圧力、摩擦を加えて繊維を絡ませて作るフェルトの一種です。本来は遊牧民の間で作られていたものです。カーペット用には羊毛と化学繊維を混紡したものが普及しています。日本では正倉院蔵の毛氈が最も古く、奈良時代に新羅からもたらされたとされています。赤い毛氈は「緋毛氈(ひもうせん)」といい、茶道の茶席や寺院の廊下などでも敷かれることが多く、ディスプレイなどで和風の演出の時にも用いられます。

ニードルパンチカーペット

ポリプロピレンなどの繊維を貼り(ニードル)で差し固め、フェルト状にした不織布のカーペットをいいます。表面はパイル糸がなく裏はゴムで固められ、弾力性に乏しいのですが、色が豊富で低価格なのが特徴です。10mを超える長さのものもあり、カットをしてもほつれることがなく、両面テープで簡単に施工ができることから、公共施設などの床材として多く採用されています。

シャギーラグ

シャギーラグ

シャギーラグ

シャギーとは、毛足の長い毛織物のことを指します。「シャギーラグ」は毛足が長くボリュームがあり、フワフワした手ざわりが特色で高級感があります。主に毛足の長さが25mm以上のものを指し、中には50mmの非常に長い毛足のものもあります。値段に関わらず豪華でゴージャスな印象を与えます。特に極細繊維のマイクロファイバーを使ったシャギーラグはとてもソフトなふわふわ感で人気です。

ただシャギーラグのデメリットとして、毛足が長いためにホコリやゴミなどを毛足の奥に溜め込んでしまいます。そのために掃除機をかけるときは毛並みに逆らうようなかけ方をしてください。そうすることで毛足の奥に入り込んだゴミやホコリを取ることができます。

マイクロファイバーラグ

マイクロファイバーとは超極細の化学繊維で、ポリエステルなどを8μm以下の細さに加工したものです。繊維の断面が鋭角になっており、吸湿性、保温性に優れています。そのようなマイクロファイバーで作られたのがマイクロファイバーラグですが、軽くて保温性に優れ、なめらかな肌触りが特徴です。夏でも湿気や汗を吸い取るのでベタつかずふんわり、冬は足元の冷えすぎ対策としても効果があります。

マイヤー織

カールマイヤー織機を使った毛布などにも多く使われる織り方です。毛布にも使われています。大きな特徴は、柔らかく優しい肌触りです。クッション性もあり、防音効果も期待できます。

発送について
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