
ベッドが寒い!特に冬のベッドが寒いというのは最悪ですよね。
ベッドに入ってもなぜか寒くて寝付けないといったことはないでしょうか。
一度、ベッドが寒い原因を探ってみませんか。
ちょっとしたことでベッドが快適になるかもしれません。
寝る環境は人それぞれ
マリリン・モンローはかつてインタビューの席で、寝るときは何を着て寝ているのかと聞かれて、「シャネルの5番」と答えたという有名な話があります。
セレブな方はさておいて、われわれ庶民は贅沢もいってはいられないので、与えられた環境の中でいろいろと工夫を重ねなければいけないわけです。
ベッドが寒いから寝られないというのは辛いもので、なかなか寝付けないとか夜中に寒くて目が覚めてしまうのは嫌ですよね、また、寒いと寝不足の原因にもなってしまうのでなんとかしたいものです。
ということで、ベッドが寒い原因を挙げてみることで、その対策を考えてみました。
寝具に問題はないでしょうか?
例えば、
●掛け布団が冷たく感じて寒い
●布団の隙間から寒い空気が入ってくる
●顔に冷たい空気が当たる
●足元が寒い
などといったことはないでしょうか。
掛け布団を見直してみる
夏と違って冬は掛け布団が必須です。
でも、夏や秋頃の薄手の掛け布団をまだ使ってはいませんか。
部屋が暖かければ春秋に使われる合い布団をそのまま冬に使っていても寒いということはないでしょうから、一年中同じ掛け布団ですましてしまう場合があります。
でも、冬の冷え込むような寒い夜はやはり冬用の掛け布団をが必要になってきます。
できれば、夏用、冬用、春夏用の掛け布団に毛布とタオルケットで寒さをコントロールできるようであれば理想的ですね。
布団やマットレスが湿っている

例えば、一人暮らしなどをしていると案外ありがちなのが、何ヶ月も布団を干さずに使っているということです。
布団に湿気が溜まってしまうと体から出る熱を奪ってしまい、布団が冷たくなって、ベッドが寒い原因となってしまいます。
そうならないためには、晴れた日にはベランダや物干しなどに布団を出して天日干しをする必要があります。
また、湿った布団はカビが生えやすくなってしまうので、いいことは何もありませんからね。
それどころか、天日に干すことで布団はふかふかあったか、それに久しく忘れていた布団の軽さにも気づくことでしょう。
布団のサイズは体格にあっていますか?
自分の体格に比べて、布団が小さくはないでしょうか。
特に短い掛け布団だと、足元から冷たい空気が入ってきて寒いベッドの原因となってしまいます。
また、寝返りを打った時でも掛け布団の幅にゆとりがないと、背中が空いてしまって寒い思いをすることになります。
先ほどの、布団の湿りも問題です。布団が湿っていると、寝返りを打った時に体に巻きつきやすくなるものです。布団のサイズにゆとりがあればまだいいのですが、ゆとりがない場合に背中に隙間ができやすくなります。

薄いマットレスを使ってはいませんか?
寝ていて背中が寒いという場合、マットレスに原因があるかもしれません。
例えばマットレスが薄い場合などです。
ベッドを使う場合、マットレスはとても重要になってきます。
マットレス一つで寝心地がずいぶんと変わってくるものです。
厚めのふかふかのマットレスがあまり好きではない方もおられるようですが、逆に薄いマットレスだと体温で温まったマットレスの熱もベッドの下に逃げやすくなってしまいます。
これはベッドフレームの構造とも関係があるのですが、マットレスの厚みはある程度あったほうが熱を逃がしにくくなると考えられます。
薄いマットレスには厚めのベッドパッドや敷きパッドを
ベッドが寒い原因にはマットレスの厚さも関係しています。
いつも薄いマットレスで寝ているという方には、ベッドパッドがおすすめです。
ベッドパッドはマットレスとシーツの間に敷くパッドです。
間に中綿が入っているので、マットレスの冷えを防いでくれます。
中綿の量もいろいろあるので、冬は中綿の多い厚めのベッドパッドを使えばいいでしょう。
また、敷きパッドというのもあります。
敷きパッドはシーツの上に敷いて、肌触りをよくすることができます。
夏には冷感敷きパッドで涼しく、冬は断熱性の高い敷きパッドが寒いベッド対策にはおすすめです。

ベッドの下の空間がない方がベター
一般的に脚があって、ある程度の高さがあるベッドは、ベッドの下に冷たい空気が入るとマットレスを通して冷気が伝わりやすくなります。
ということは当然のことながら、ベッドの下には空間がない方が寒い思いをしなくてすむということになります。
かといって、ベッドの下に色々と荷物を詰め込んで収納場所にしてしまうというのはちょっと違います。
ベッドの下はホコリがたまりやすい場所でもあるので、そこに荷物を入れてしまうと、ホコリまみれになってしまうばかりではなく掃除もしにくくなってしまいます。
空間がないベッドを選ぶなら「収納ベッド」
新しくベッドを購入するのであれば、マットレス下に空間がないベッド選ぶということもできます。
その場合は「収納ベッド」を選べばいいでしょう。
収納ベッドはマットレスの下をもともと荷物を収納するためのスペースとして作られているため、ホコリの心配がありません。
ベッド下の空間はマットレスで対処を
ベッドの下から寒い冷気が伝わってくるのであれば、マットレスが薄いということが考えられます。
その場合、マットレスを厚手のものに交換して寒さを防ぎましょう。
「フロアベッド」や「折りたたみベッド」は寒さに弱い
フロアベッドや折りたたみベッドは寒さに弱いといわれます。
フロアベッドは暖房で対処
フロアベッドの場合はその低さに原因があります。
暖房された部屋でも暖かい空気は部屋の上の方に登り、床の近くには冷たい空気が漂います。
フローリングの部屋であれば、床下からの冷気で床下の空気も冷やされて余計に寒くなります。
フロアベッドはその冷気の漂う床のすぐ上あたりにマットレスが位置するので、ベッド自体が冷えた空気に包まれてしまうことになるのです。
床の冷え具合によっては、いくら布団やマットレスで寒さを防いでも、顔のあたりが冷え冷えしているという事態になってしまいます。
畳の部屋であれば、畳の断熱効果が期待できるのですが、フローリングの場合はそれが期待できません。
フローリングの下に断熱材が入っていたり、床暖房が使えるのであればいいのですが、そうでなければサーキュレーターなどで暖房で暖められた部屋の空気を循環させるのがいいのではないでしょうか。
折りたたみベッドはなるべく冬は避ける
折りたたみベッドは、いらない時にかたずけられてとても便利ですが、その簡易性のためにマットレス自体も薄い場合が多いのです。
また、マットレスの下もすのこになっており、風通しが良くなっています。寒い冬に折りたたみ式の簡易ベッドは寒さが答えるでしょうね。
暖房で部屋を暖めるということもできますが、なるべく冬は避けるのが賢明だと思います。
すのこベッドは悩むところですが…
多くのベッドが底板にすのこを使っています。
その上にマットレスを置いて寝るのですが、ベッドの問題点として湿気の問題があります。
マットレスの裏に湿気が溜まるとカビが発生しやすくなるので、そのためにも通気性のいいすのこの底板は効果があります。
でも、寒さ対策としてすのこはいいとはいえません。
ただし、ベッドの寒さ対策は、前述のようにマットレスの厚さや寝具を考えることで解決できるわけです。
寒さ対策ですのこを止めるのであれば、それよりもカビ対策としてすのこの通気性を優先させたほうがいいのではと考えます。

ベッドが置かれている場所を見直してみる
マットレスやベッドパッド、敷きパッド、掛け布団、毛布などで寒さ対策は万全だと思っても、寝室自体、あるいはベッドの置かれている場所によっては、寝ていると顔が冷たい、肩口から冷気が入ってくるという場合があります。
特にベッドの置き場所で寒くなりやすいのは窓際や壁際でしょう。
ベッドが窓際にある
窓際が寒いというのはどこの家でも同じでしょう。
窓はガラス一枚で外気と接しているのですから、部屋の熱が一番逃げやすい場所でもあります。
窓の近くにいると、外気で冷やされた冷たい空気が窓から降りてくるのがわかります。
ベッドが窓際にある場合、窓からベッドを離しておくのが一番効果があるのですが、部屋の構造上できない場合もありますよね。
その場合はカーテンや雨戸で窓からの冷気を防ぎましょう。
カーテンや雨戸が効果的
窓とベッドの間にカーテンが一枚あるだけでも、冷気を防ぐ効果があります。カーテンはなるべく厚手のものにしましょう。薄いカーテンではあまり効果がない場合もあります。そして、もう一つ、重要なのがカーテンの長さです。カーテンの裾が必ずベッドの上面よりも下になるように長さを決めます。窓から降りてきた冷気をベッドの下に流すようにするのです。
もう一つは雨戸です。
夕方になると各部屋の雨戸を閉めるお宅もありますが、雨戸は暖房で温まった部屋の暖気を外に逃さないためにとても効果があります。
北海道などでは窓が二重になっているお宅が多くありますが、北国ではない限りそのような窓の作りになっている家はあまりないでしょう。
雨戸を閉めるということは、二重窓にしているのと同じようなものです。
快適な睡眠のためには
寒い季節になれば、なかなか寝付けないというのは誰にもあることですよね。
寒い夜に暖かいベッドに入った時ってホッとしますよね。
ベッドに関する問題は、前述のように寝具やベッド、その置かれている状態を見直すということで解決するとして、ホッとするための思いつくことを最後に書いてみたいと思います。
寝る前にベッドを温めておく
ベッドに入って、ホッとするためにはベッドを温めておくに限ります。その方法はいろいろあるとは思いますが、手っ取り早いのは布団乾燥機を使うということ。寝る前に布団乾燥機を5分程度かけておくだけでベッドはヌクヌクになります。気をつけなければいけないのは、布団を乾燥させるみたいに何十分もかけてしまうと、冬とはいえ暑くて寝苦しくなってしまいます。
布団乾燥機がない場合は、掛け布団を足元にめくっておくだけでも効果があります。
布団はマットレスも含めて、断熱効果があるものです。
部屋を暖かく暖房していても、いざ寝ようとベッドに入るとヒンヤリ…、ということはよくあることです。
ですから、暖かくなるわけではないのですが、掛け布団をめくって足元に畳んでおき、部屋の温度になじることで、布団に入った時のヒンヤリ感を味わうことがなくなります。
寝る前にお風呂に入る
これは誰もが経験のあることでしょうが、お風呂で身体を温かくして寝るとよく寝られるものです。
その理由は深部体温をスムーズに下げることで寝つきが良くなるとか、自律神経がうまくコントロールできるようになるからとかいわれていますが、医学的にも入浴後の就寝がいいということはわかっています。
理由はどうあれ、寒い冬にお風呂で体をあっためてベッドに入るのはとても気持ちのいいものです。
特に仕事などで体が疲れているときのベッドの安堵感は格別ものものがあります。
多少布団が冷たくても気にならないものです。
まとめ
もし、ベッドに入っても寒くてなかなか寝付けないという日が毎日あるのなら、すぐに改善するようにしましょう。
十分な睡眠が取れないと、仕事や日常生活にも悪い影響が出るものですからね。
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