子供達が2人とも小学生になると、ベッドを買ってあげようかなと考えますよね。和室であれば布団を敷いて寝ればいいのですが、洋室だとそうはいきません。
ベッドを買わなければいけません。でも、子供が2人の場合2台のベッドがいるのでしょうか。二段ベッドという手もありますよね。その場合、部屋にゆとりがなければ、やはり二段ベッドでしょう。
でも、子供が2人だからと言って、短絡的に二段ベッドを買ってもいいのでしょうか。せめて二段ベッドのどこがいいのかを知った上で買ったほうがいいでしょう。
そこで、二段ベッドのどこがいいのかということで、二段ベッドのメリットをご紹介したいと思います。また、買った後で後悔しないように二段ベッドのデメリットもご紹介しておきましょう。
二段ベッドにはこんなメリットが
子供が2人いれば二段ベッドを購入する場合が多いですよね。小学生にもなれば子供部屋を与えて、その中で寝させようとするのですが、なんとなく漠然として二段ベッドを選んでいる場合もあるのではないでしょうか。まず、二段ベッドにはこんなメリットがあるのですよ。
省スペースが最大のメリット
二段ベッドを使う理由として一番がこれでしょう。
子供部屋はそんなに広くありません。せいぜい6条、ひょっとしたら4条半ですよね。それが8畳あったとしても大した違いはありません。
一つの部屋に2台ベッドを置くとどうしても部屋が狭くなります。子供部屋が寝室だけになってしまいます。
子供部屋は寝ることはもちろん、勉強をしたり遊んだりする場所です。そこがベッドだけで占領されてしまったら子供部屋の意味がありません。
そのような場合に、2台のベッドを上下に積み重ねたスタイルの二段ベッドが問題を解決してくれるのです。
子供の自立心が育つ
普通のベッドだと周りに空間が広がっていますが、二段ベッドの場合、下の段は四隅に柱があり、上には上段のベッドが載っています。
一見、圧迫感があるように感じるのですが、この閉鎖的な環境が子供にとってはとてもプライベートな空間に感じるのです。
その自分だけの空間の中では、子供はとても自由なのです。その中へは自分の好きな本やぬいぐるみ、フイギュアやおもちゃを持ち込んで自由に過ごすことができます。
上段はどうかというと、普通のベッドのように解放された空間ではあるのですが、大人でも覗ける過疎どうかという高さが、下界とを隔離してくれるので、下段のベッドと同じような感覚を味割ることができます。
使い方のバリエーションが豊富
二段ベッドを購入するときの悩みの一つが、子供達が大きくなったらベッドをどうしようかということではないでしょうか。あるいは、いつまで二段ベッドは使えるのか。
小・中学生のうちはいいかもしれません。でも、高校生になっても、となると二段ベッドはちょっと抵抗感があるかもしれません。
メーカーの方もその辺りは心得ているようで、できる限り長く使えるような工夫がされています。
多くの二段ベッドが上下を分割して、2台のベッドとして使えるようになっています。
子供達が小さいうちは一部屋で二段ベッドとして使い、大きくなったら部屋も分けてベッドも別々にするという使い方ができます。
先を見越した二段ベッドの選び方が必要

子供が大きくなった時に、独立したベッドとして使えると便利。
そのためには、ベッドを買う時に子供が大きくなった時のことを見越して、ベッドを選ぶことが大切です。
例えば、
- 子供だからといって子供のサイズに合わせたベッドを選ばない。
- かわいい色やキャラクターの入ったベッドは選ばない。
- 上下のベッドを独立したベッドとして使えるか。
- ベッドサイドの柵をはずすことができるか。
などです。
最低でも、長さは大人でも寝られる195~200cm程度、木目を生かしたナチュラルな塗装のベッドを選ぶようにしましょう。
デメリットも知っておいたほうが安心
とても便利な二段ベッドなのですが、中には買ってから後悔される方もおられます。
もちろんデメリットも存在します。でも、それを前もって知っているか知らないかでは、大きく違ってきます。
買った後でデメリットに気がつくと、それまで便利だと思っていた二段ベッドの魅力も、たった一つのデメリットで半減、二段ベッドなんて買うんじゃなかったという結果になってしまいます。
そのためには、ある程度のデメリットも知っておいたほうがいいのではないでしょうか。
転落の危険性がある
二段ベッドでいちばん気にかかるのはこの点ではないでしょうか。高さがあるので上段から転落すると大変です。
当然、上段には柵がついているので、寝ていて転落するということはちょっと考えずらいのですが、子供のことです、上段で騒いでいて乗り出した拍子に転落するということは考えられます。
子供達に転落に気をつけることを注意するのはもちろんですが、万が一のために、ベッドの下にジョイントマットやコルクマットなどを敷いておくことも考えておいたほうがい今もしれません。
分厚いクッションではありませんが、落ちた時のダメージを和らげる効果はあります。
ケンカが起こる場合もある
誰でも二段ベッドの上段を使いたいものです。兄弟で上段を争ってケンカになる場合もあるでしょう。
その場合は、二人とも自分の思い通りになるわけではないということは、よく言って聞かせることも大切ですが、まずはくじ引きでどちらが上になるかを選んでおき、1ヶ月おきにでも寝る場所を入れ替えるというような方法を取るのも一つの手ではないでしょうか。二人が常に対等の立場でいられるように考えなければなりません。
シーツの交換や布団の上げ下げが大変
下のベッドはまだいいのですが、上段のベッドになるとシーツの交換が大変になります。また、マットレスではなく敷布団の場合は、布団の上げ下げが大変になってきます。
二段ベッドにはロータイプと言われる低いタイプの二段ベッドがあります。ロータイプであれば、お母さんの手が届くかもしれませんが、シーツの交換は子供達にさせましょう。自分の寝るベッドのメンテナンスはいいしつけになるかもしれません。
ただ、布団の上げ下げは下手をするとベッドから転落する可能性もあるので、できるならマットレスを使うことがおすすめです。
上の段は暑い

暑さ対策のためにも、湿気が抜けやすいすのこ仕様のベッドがベスト!
子供は誰でも二段ベッドの上段に寝たいと思うようです。ところが二段ベッドの上の段は案外暑いのです。夏、エアコンを使っていると涼しそうですが、冷気は重いので低いところへ下がってきます。反対に温かい空気は天井近くに登ってきます。
反対に冬は暖房の暖気が天井付近に溜まってくるので、一年中二段ベッドの上段は暑いということになってしまうのです。
兄弟喧嘩までして上段を奪い取っても上段の暑さがわかってしまうと、下段の方がいいと言い出す場合もあるようです。
部屋の暑さのムラはサーキュレーターや扇風機を使って、空気を循環させることで解決しましょう。
処分が大変
分割できない二段ベッドを購入してしまった場合、子供たちがある程度大きくなって二段ベッドを嫌がるようになってしまうと、ベッドの処分を考えなければならなくなってしまいます。
分解すれば粗大ゴミの日に処分することができるのですが、ものが大きいだけに、分解するというのは結構億劫になってしまいますよね。まだ使えるのであれば、なんとなくもったいないという気もします。
その場合は、誰か使ってくれそうな知り合いを探しましょう。ちょうど年頃の子供たちがいる家庭であれば、喜んで引き取ってもらえるかもしれません。
また、知り合いがいなくても二段ベッドは需要のある家庭が多いので、リサイクル業者に引き取ってもらうということもありますね。
まとめ
二段ベッドは子供の多い家庭では、とても重宝するベッドです。
子供が小さければ、何も子供が2人と決まっているわけではありません。3人の場合は片方の段に2人寝かせるということもできます。
4人であれば、上下段に2人ずつ、それ以上になればもう一台ベッドを買ったほうがいいですね。
ベッド選びは、それぞれの家庭の事情もあるでしょうが、子供たちが安心して、十分な睡眠がトレスようなベッドを選んであげる必要があるでしょう。
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