ベッドの下に収納はあったほうがいいのか ー 収納ベッドのメリットとデメリット

ベッド
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収納ベッドをご存知でしょうか。ベッドの床板の下が収納スペースになっているベッドを収納ベッドといいます。部屋が狭くて収納スペースがとれないような場合に、収納ベッドが役に立ちます。

また、収納ベッドの収納方法にもいくつかの種類があるので、片付けたいものによって収納ベッドの種類を選ぶことができてとても便利なベッドです。

でも、どのような方が収納ベッドを購入されるのでしょうか。

  • ワンルームなので他に部屋がない。
  • 部屋が狭いので家具をできる限り減らしたい。
  • クローゼットや押入れなどの据付の収納が少ない。

他にもあるでしょうが、収納ベッドを購入する理由はこのようなことが考えられるのではないでしょうか。

収納ベッドのにはいいところがいろいろあります。また、場合によっては使いづらいところもあります。そういったところをちょっと考えてみたいと思います。

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収納スタイルの違い

収納ベッドには「引き出しタイプ」と「跳ね上げタイプ」という、大きく分けて2種類の収納方式の違いがあります。

引き出しタイプ

引き出しタイプはベッドの底板の下に引き出しがついており、引き出しの数は横に2列か3列、あるいは上下に2段になっているものもあり、引き出しの数でいえば2杯から6杯ぐらいまでとバリエーションも多いのも特徴の一つです。

引き出しの方向もベッドの左右どちらかを選べるようになっているベッドがほとんどなので、部屋のレイアウトに合わせて引き出しの方向を選ぶこともできます。

引き出しなので使用感は想像していただけるでしょう。収納するものは、部屋にあふれた小物などから季節ごとの衣類、シーツや毛布、タオルケットなどの予備など、自由に使うことができます。



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引き出し奥のフリースペース

また、見逃してはならないのが引き出しの奥のスペースです。

収納ベッドの引き出しは、ベッドの幅いっぱいまで奥行きがあるわけではなく、一般的なチェストの引き出しと同じくらいの奥行きなのです。

では、その奥はというと、フリースペースとなっていて、引き出しに入りきらないような大きいもの、あるいは長いものを収納できるようになっています。

引き出しの奥に収納するためにはベッドの床板を外さなければいけませんが、そこには普段めったに使わないような荷物を入れておくことができます。



 

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チェストベッド

引き出し式の収納ベッドは、引き出しの上に底板を置き、その上にマットレスを載せるようになっているので、底板を外すと引き出しの中が丸見えになりますが、引き出し部分がボックス構造になっていて、ロータイプの整理ダンス(チェスト)のようになっているベッドもあります。そのようなベッドは引き出し式の収納ベッドの中でも「チェストベッド」といいます。

ただ、メーカーによっては一列だけの引き出しタイプもチェストベッドと呼んでいる場合もあるので、正式に決まっている名称ではないのかもしれません。



 

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引き出しタイプの選び方のポイント

自由に使えるとはいえ、前もって何を収納するのか決めておかないと、引き出しの組合せのバリエーションが多いので、引き出しは小さくても数の多いほうが良かったとか、引き出しの幅が大きい方が良かったなど、購入後に選び方の間違いに気づくことになります。

何を収納するかによって、小物を分けて収納するのなら、上下2段の小さな引き出しが多いタイプ。毛布など寝具の予備や大きいものを収納するのであれば、横2列か3列の大きい引き出しの付いているタイプ、などといった選び方ができます。

引き出しタイプは、引き出し数や引き出し奥のフリースペースの有り無しなど、バリエーションが多いので、購入の際はサイズなどをよく確認しておく必要があります。



 

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跳ね上げタイプ

跳ね上げタイプはベッドの底板をマットレスごと持ち上げて、収納物の出し入れができるようになっているタイプです。跳ね上げのスタイルは2種類あって、底板の足元を持ち上げる縦開きタイプと、右か左から開く横開きタイプがあります。

マットレスごと持ち上げるのですから結構重いはずなのですが、底板にガス圧式のダンパーが付いており、片手でも軽々と持ち上げることができます。



 

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跳ね上げタイプの特長

このタイプを選び一番の理由は、日頃使わないような大きなものを収納したいときでしょう。旅行用カバンやゴルフバッグ、釣具、あるいは押し入れ代わりに季節外れの寝具一式、また絨毯のような長いものでも収納できるのが引き出しタイプよりも優れている点でしょう。

跳ね上げ式の選び方のポイント

横開きの跳ね上げタイプの収納ベッド

まず、縦開きにするか横開きにするかを選ぶ必要があります。基本は縦開きで種類も豊富です。

縦開きは基本的にベッドの足元にたって開くように設計されているので、なるべくベッドの足元にスペースの取れる部屋に向いているでしょう。逆に横開きは足元にスペースが無い場合でもラクに開くことができるので、狭い部屋に向いているといえそうです。ただ、取り出し口は広く開くのですが、奥の方は蝶番の関係で狭くなってしまいます。

また、跳ね上げ式はマットレスごと床板を持ち上げるので、頻繁に出し入れが必要な物の収納には向かないでしょう。

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収納ベッドのメリット

収納ベッドは収納家具とベッドを兼ねているというとても便利なベッドです。部屋が狭くて収納家具が置けないとか、カーペットや季節家電のように一年の一時期しか使わないというようなものを収納しておくのに向いています。そのほかにも収納ベッドのメリットがありそうです。それを考えてみましょう。

デッドスペースの有効活用

ベッドの下というのは一般的にデッドスペースになってしまいます。それにホコリのたまりやすい場所にもなってしまいます。

ベッドの下に普段使わないものを入れておくというのは、よくあることですが、あまり見栄えのいいものではないですよね。特にベッドの奥に突っ込んだものは取り出しにくいものです。たまに大掃除をしてベッドの下のものを出してみると、持っていることすら忘れてしまったようなものが出てきます。おまけにホコリまみれになって。

収納ベッドは最初から収納を目的に作られているのでホコリの心配もありません。引き出しになっているので見栄えも悪くありませんよね。それでもホコリが心配なら、チェストベッドのようなボックスタイプの収納ベッドを選べばいいでしょう。

起き上がるのが楽

収納ベッドは床板の下に収納用の引き出しが2段あるいは3段になっています。そしてその上にマットレスと置くわけですから、マットレスの上面がある程度の高さになります。

これは、足腰や膝に問題を抱えている方には負担がかからずにとても楽にベッドから起き上がることができます。

畳の部屋に布団を敷いている方やローベッドを使っている一番の問題は立ち上がるときに膝や腰に負担がかかってしまうことがデメリットの一つになっています。その点収納ベッドの高さはお年寄りにも負担をかけない高さなのです。



 

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収納ベッドのデメリット

収納ベッドはとても便利なベッドですが、多少のデメリットもあるようですね。どこが収納ベッドの問題点なのでしょうか。ちょっと見てみましょう。

引き出しのための余分なスペースが必要

引き出しタイプの収納ベッドの場合、引き出しを出した時のためのスペースが必要になってきます。

部屋が狭い場合、ベッドを壁際において、反対側のベッドの横にテーブルや机を置いたり、家具を置いたりすることが多くなりますが、引き出しをいっぱいに引き出せるだけのスペースを残したレイアウトが必要になってきます。

引き出しを十分に引き出せなくて、中のものがすんなりと取り出せないとイライラしたり、ストレスが溜まったりするものです。それが部屋を片付けなくなる一つのきっかけにもなりかねません。

ベッドを部屋に置く場合は引き出しのスペースも考慮に入れたレイアウトを考える必要があります。

ベッド下の収納は使いづらい

跳ね上げ式の収納ベッドの場合、いちいちマットレスごと床板を持ち上げナイト中のものが取り出せないから面倒、ということはある理解はできるでしょう。それを考えると引き出しタイプの方が便利のように感じますが、引き出しタイプにも場合によっては使いづらいと思うことがあります。

というのは、低い位置の引き出しを使う場合、どうしてもしゃがむ必要がありますよね。その些細なことが結構わずらわしく感じるものです。それが度々起こると引き出しを使わなくなったりするようになってしまいます。

一般的な収納家具でも、普段よく使うものは座ったり立ったりした時の目の高さぐらいの引き出しにしまっておくのが便利でしょう。収納ベッドの引き出しはちょっと低すぎますよね。

それでは、便利な収納ベッドも意味がありません。

その解決策としては、普段からよく使うものは収納ベッドの引き出しに入れないということです。収納ベッドの引き出しには普段あまり使わないものをしまっておくようにしましょう。

湿気対策が必要

収納ベッドは床下が収納スペースになってしまうため空気の抜け道がありません。そのためにマットレスの裏面などに湿気がこもりがちになります。湿気はカビの繁殖にもつながってしまうので注意が必要です。

晴れた湿度の低い日はマットレスを持ち上げてマットレスの裏面も空気に触れさせ、なるべく乾燥させた状態にしておくことが大切です。

価格が高い

収納ベッドはシンプルなベッドやフロアベッドなどと比べると、引き出しの構造がある分どうしても価格が高くなってしまう傾向があります。

特に部屋が狭くてクローゼットなどの収納場所がない場合などは、収納ベッドの収納はとても魅力的です。その場合、部屋の狭さに目をつぶって収納家具を入れてベッドを安上がりにするか、収納ベッドを購入して部屋の快適性を優先させるかはとても悩むところでしょう。



 

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収納ベッドを購入する時のポイント

  1. 何を収納するかを考えて、跳ね上げタイプ・引き出しタイプ(引き出しの数も考えて)を選ぶようにしましょう。
  2. 引き出しタイプの収納ベッドの場合、引き出しを開けた時のスペースも考慮に入れて、部屋の中でのベッドの配置を考える。
  3. 収納ベッドの収納スペースには普段あまり使わない、例えば季節用品などをしまっておくようにする。よく使うものは入れない。
  4. マットレスや寝具は時々陰干しをしてカビやダニなどに備えて湿気対策をしておく。

と、こんなところでしょうか。まだ他にもあるかもしれませんが、以上のようなことを考えて収納ベッドを使えばとても快適になるのではないでしょうか。

まとめ

収納ベッドの魅力は、やはりベッドと収納が一体化したことによる省スペース。特に部屋が狭い場合にその特徴が発揮されます。

本来チェストや収納棚などを買うべきところをベッドの床下に収納するのですから、これほどのスペースの有効活用はないでしょうね。

普通のベッドでも床板に下にいろいろなものを入れておくことはできます。でも、ベッドの下はホコリの溜まりやすいところです。収納ベッドならホコリの心配もいりませんよね。

収納ベッドをうまく活用して、あなたの部屋を居心地のいい場所にしてください。

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