最初は快適に使っていたコルクマットも次第につなぎ目が目立つようになってきて、よく見るとつなぎ目に段差が…。
コルクマットの一部が浮いてきて、段差や隙間ができてくると気になりませんか?見栄えもよくないですよね。
うまく直せるものなら直したいところですが、買いかえたほうがいいのか、悩むところですね。
ここではコルクマットが浮いてきた時の対処の仕方を考えてみたいと思います。
コルクマットが浮くことで起こる問題点
コルクマットが浮いてくるとどのような問題が起きるのでしょうか。
別に問題がなければそのまま使い続けてもいいのですが、普通はそうはいかないですよね。
何といっても見栄えが良くない
新品のコルクマットがきれいに敷き詰められているのっていもちがいいものです。
ジグソーパズルのようなラインがうっすらと均一に見えています。
でも、コルクマットが浮いてくると、そのジグソーパズルのようなラインが所々目立ってきてしまいます。
そのような状態は一枚一枚のコルクマットがずれているわけですから、そのような状態は決して見栄えのいいものではありません。
コルクマットのフチが欠けてきてしまう
見栄えが良くない理由が、もう一つあります。
コルクマットのフチが欠けてしまうのです。
新しいコルクマットのフチはシャープなのですが、隣同士のコルクマットに段差ができてしまうと、フチが欠けてボロボロになってコルクのクズが散らばってしまいます。
なぜ、コルクマットが欠ける一番の原因は、足でコルクマットを引っかけてしまうのです。
また、掃除機をかける時も引っかかって、ポロポロとコルクが剥がれてしまいます。
やはり、フチのかけたコルクマットは見栄えが良くありませんし、歩く時もコルクマットの引っ掛かりを感じて、感触も良くありません。
コルクマットの浮きの原因は?
コルクマットが浮いて、隣と段差ができてしまう原因は色々と考えられます。
1, 素材の伸縮率の違い
2, コルクマットの上に重いものをのせている
3, 床が平らでない、でこぼこしている
4, 子供が走り回ると接合部がずれてくる
などが挙げられます。
1, 素材の伸縮率の違い
ほとんどのコルクマットはコルク100%でできているわけではありません。
コルクマットはEVA素材の上にコルクのシートを接着するという2重構造になっています。
EVA素材とは、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂(Ethylene Vinyl Acetate Copolymer)のことで、硬めのスポンジのような弾力のある素材です。
サンダルやお風呂マットなどに使われているので、みなさんも見たことがあると思います。
コルクとこのEVA素材との伸縮率の違いで、コルクマットが反ってしまうのです。
2, コルクマットの上に重いものをのせている
コルクもEVA素材も耐久性があり、重いものを乗せただけではそのクッション性が失われるということはあまりないと考えられるのですが、コルクマットの上に家具などを置いた場合、全体に反ってしまうことはあり得ます。
細い足の家具であれば、その部分だけがへこむだけで済むかもしれませんが、ある程度の面積に重量がかかってしまうと反ってしまい、隣のマットとの間に段差ができることがあります。
3, 床が平らでない、でこぼこしている
コルクマットは平らな場所に敷けば段差もなく、浮いてくることもないわけですが、コルクマットを敷く床そのものがでこぼこしていれば、コルクマットがどうしても浮いてしまいます。
注意する場所としては…、
クッション性のあるカーペットなどの上に敷く場合
カーペットなどの上に敷く場合は注意する必要があります。
特に毛足の長いカーペットや中にウレタンなどのクッション材が入っているカーペットやラグなどの上はなるべく避けたほうがいいでしょう。
畳が古くなって平らではなくなってきた場合
コルクマットは畳の上に敷いておられる方は多くおられます。
畳の部屋を洋室にアレンジする場合に、コルクマットはよく使われています。
でも、畳も新しいうちはいいのですが、古くなってくると湿気を含み膨らんできたり、変形したりしてくる場合もあります。
畳がそのようになっているのであれば、コルクマットを敷くのを控えたほうがいいでしょう。
4, 子供が走り回ると接合部がずれてくる
コルクマットの上を走り回ることもずれの原因になります。
コルクマットはクッション性がとてもいいですから、その上を走るとその反動でコルクマットが浮き上がってしまうことがあります。
そして隣のマットに引っかかって段差ができてしまいます。
また、段差のところを踏めば元に戻すのですが、これを繰り返しているとコルクのフチがかけてきてしまいます。
コルクマットの浮いてきた時の解決策は?
いろいろなことが原因となってコルクマットが浮き、段差ができてしまいます。
そうなってしまったら、どのようにして解決しましょうか。
1, コルクマットの変形は新しいものに取り替えてしまう
コルクマットが反ったりして変形してしまったコルクマットは、新しいものと取り替えてしまいましょう。
反対側に曲げてクセをつければ元に戻すこともできるかもしれませんが、一時しのぎではないでしょうか。
一度変形してしまったコルクマットはなかなか元には戻らないようです。
2, 厚手のコルクマットに変えてみる
コルクマットには薄手と厚手の2種類があります。
また、各メーカーごとにも厚みが違っています。
もし、薄手のコルクマットを敷いていたのなら、買い換える際に厚手のコルクマットを選んではいかがでしょうか。
薄いものよりは厚みのある方が、素材は同じでも耐久性も変わってきます。
3, 床が平らでない場合は応急処置
コルクマットは平らな床に敷いた方がいいのですが、床がデコボコしてる場合はコルクマットを買い換えても意味がないので、応急的な処置がいいでしょう。
1, コルクマットの裏面をテープなどでつなぐ
コルクマットの裏にガムテープなどの粘着テープを貼り、隣のコルクマットとつないでしまいましょう。
これで、コルクマット同士が固定されるので、見栄えはよくなります。
それに、テープでつないでいる個所は水をこぼしても床に染み込むことがなくなるというメリットもあります。
2, コルクマットを両面テープで床に固定する
1, の場合、床のへこんでいる個所はコルクマットとの間に隙間ができてしまい、踏みごこちがベコベコしてしまいよくないかもしれません。
その場合は床にコルクマットを固定するという手があります。
ただ、この方法は畳の部屋には使えません。そして、あまり強力なテープを使うと剥がした時に、床がキズついてしまうかもしれませんので注意が必要です。
3, コルクマット同士を接着剤でつなぐ
と言っても、接着剤でガチガチに固めてしまうわけではありません。
コルクマットの段差のできている個所の断面に瞬間接着剤をちょっとつけて、隣同士を固定してしまうのです。
瞬間接着剤はたくさんつけると大変なことになるので、1滴か2滴でいいしょう。
4, コルクマットの上にラグやカーペットを敷く
見栄えが悪ければコルクマットの上にラグやカーペットを敷いて隠してしまうという手があります。
敷くラグやカーペットはなるべく薄手のものがいいでしょう。
コルクマット自体に弾力性があるので、その上に厚手のラグやカーペットを敷いてしまうと、弾力性がつきすぎて歩きづらくなってしまうかもしれません。
また、厚手のラグやカーペットを敷いてしまうと、コルクマットを敷く意味がなくなるということになりかねません。
コルクマットは予備をストックしておくのがおすすめ。
コルクマットが変形したり、かけてきたりと見栄えが悪くなってきたら、新しいマットと取り替えましょう。
そのためには予備のコルクマットを何枚かストックしておくのがおすすめです。
そうすれば、コルクマットの浮きだけではなく、何かをこぼして汚してしまった時にも役に立つからです。
コルクマットは水に強く、撥水性もあるので拭くだけで汚れは取れるのですが、なかには染み付いてしまう汚れもあります。
そのような時に予備がストックされていると、買いに行ったり、注文して商品が届くのを待たなくてもいいのでとても便利です。
おすすめのコルクマット

まとめ
浮いて段差がついてしまったコルクマットは、なるべく新しいものと交換するようにしましょう。
コルクマットは悪くなっても一枚単位で交換できるのが最大のメリットです。
ラグやカーペットではそうはいかないですよね。
コルクマットをテープで固定したり、その上にラグやカーペットを敷くのも一時しのぎでしかありません。
平坦でない床にコルクマットを敷くのはなるべく避けたほうがいいと思います。
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