ラグを選ぶ場合に考えるべきポイントは、壁、天井、床も含めてまわりのインテリアに合うかといった見た目のインテリア性と同時にラグを敷くことでいかに快適性をも足らせるかといった機能的なことも重要です。
特にダイニングラグになるとリビング用のラグや子供部屋に敷くラグ以上に機能性が大切になってきます。
ダイニングは食事をする場所、当然汚れることを覚悟しなければいけません。
ですから、ダイニングラグの選び方としては、汚れ対策を考えてから見た目を考えるべきでしょうね。
でも、もう一つダイニングラグを選ぶ上での大切な要素があります。それは『サイズ』です。
ダイニングラグは必要?
でもそのまえに、ダイニングにラグって必要なのでしょうか。
なくても別に困らないのでは?たしかにダイニングにラグなどしかなくても食事はできます。
床に食べ物や飲み物をこぼしても、フローリングであれば簡単に拭き取れてしまいます。
でも、ダイニングにラグを敷くとそれなりのメリットがあるのです。
たしかにフローリングは手入れが簡単で、食べ物を落としたぐらいでは簡単に拭き取れてしまいます。
とはいえ、完全に拭き取れればいいのですが、わずかな汚れが残ってしまうとその積み重ねというのがあるのです。
何年かして気がつくと、ダイニングテーブルのまわりがほかと比べてなんとなく色が違ったりするわけです。
また、テーブルに付く際にはそのつどイスを引かなければなりません。となれば椅子の脚がフローリングの床を傷つけてしまうことになってしまいますよね。
見た目でいえば、フローリングの上にテーブルと椅子が置いてあるだけって、何か味かない気がしませんか。
そのようなときにラグが一枚敷いてあれば見栄えも変わってくるというものです。
ダイニングラグはサイズを間違えると大変!
ダイニングラグはやはり機能面から選ぶのがベストと思われます。となれば、サイズ選びはとても重要だということにもなります。
特にサイズが小さかった場合は大変です。椅子を引くたびに椅子の脚がラグから外れて、ガタガタと引きずってフローリングを傷つけてしまいます。
食事中もイスの後ろ足がラグから外れて、イスが斜めになってしまう場合もあるでしょう。
反対に大きすぎる場合はどうでしょう。椅子の脚がはみ出たり、床を引きずるということはないかもしれませんが、ダイニングセットに比べて大きすぎるラグを敷いても見てくれがいいとはいえません。
やはりダイニングラグはダイニングセットに対して適切なサイズがありそうですね。
ダイニングラグのサイズの考え方
ダイニングラグのサイズを決める場合は、イスへの立ち座りの際にイスをどれだけ後ろに引くかが重要になります。
食事をしているところなどを想定して、自然にイスを引いて立ち上がります。そのときにどれくらいイスを引くのかを調べます。
メジャーなどを使ってテーブルの端から、椅子を引いた時の一番後ろの足までを測れば簡単にわかると思います。
家族によって子供と大人では体格も違うので、イスをどれくらい引くかは変わってくるでしょう。その時は一番引いた人を基準にすればいいと思います。
そうすれば、テーブルの幅(長さ)+(椅子を引く距離×2)でラグの最低限の縦横のサイズがわかります。
あとはそのサイズ1辺につき20~30cmの余裕を持たせておきましょう。
これで必要なダイニングラグのサイズがわかります。
ピッタリのサイズはまずないと考える
という風に必要なダイニングラグのサイズが分かっても、そのサイズのラグはオーダーでもしない限りまずありえません。
ラグのサイズは縦横80~300cmぐらいまで色々なサイズが存在します。
でも、1種類のラグで用意されているサイズのバリエーションには限りがあり、せいぜい数種類です。
その上ダイニングラグとなると、180・190・200・250・300cmといった数字の組み合わせで、180×250cmとか200×300cmというように縦横のサイズが決められている場合がほとんどのようです。(もちろんその中間のサイズが用意されているラグもあります)
という風にサイズがわかれば、先程の測定したサイズに最も近いサイズを選べばいいわけですね。ビッタリのサイズがなければ大きめのサイズを選んでおけば大丈夫です。
汚したときのことも考える
ラグを敷くとできる限り汚さないように気をつけるものですよね。でも、どうしても汚してしまうことはあるのもです。
特にダイニングラグの場合は食事の場所に敷くわけですから汚さずに使う事自体が至難の業ということもいえるのではないでしょうか。
場合によっては汚すことを想定してラグを敷いておくという方もおられるでしょう。
やはり、ダイニングラグの素材は汚れにくく、万が一汚しても掃除のしやすい素材を選ぶ必要があります。
代表的な素材としては、ナイロンやポリプロピレンなどの化学繊維が挙げられます。いずれも強度があり、汚れに強いという特徴があります。
掃除のしやすさを考えても、毛足の長さは短いものあるいは毛足のないものがダイニングラグとして向いています。
逆にコットンやウールなどの天然繊維で毛足の長いシャギーラグなどはダイニングラグに向いていません。
汚れが染み付いてしまい毛足の奥に入り込んでしまうと、家庭でのメンテナンスでは汚れを取ることが不可能になってしまいます。
また、イスの出し入れによるスレでラグの痛みも早くなってしまいます。
ラグのインテリア性も必要
今まで機能的なことを話してきましたが、ダイニングラグにもインテリア性が必要です。
食事は家族揃って楽しくしたいものです。そのためにはダイニングも楽しい場所でなければいけません。
あなたのダイニングルームのインテリアに合うデザインや色のラグを見つける必要があります。
フローリングが汚れないように、傷つかないようにとだけ考えてしまうと、ただのフローリングカバーになってしまいます。それでは味気ないですよね。
食事の時間を楽しく過ごすためにも、デザインや色も考えて選ぶ必要があります。
まとめ
ダイニングにラグを敷くということは単に機能の問題だけではなく、食卓を楽しく、明るくする効果もあります。
そのためには、お気に入りのラグを見つけてください。
くれぐれもサイズを間違えないように。