春も終わり4月末から5月にかけて待ちに待ったゴールデンウィークが始まります。旅行などを予定している方は別として、この時期にお部屋の模様替えをして、ラグも夏用に変えようと思っておられる方もおられるのではないですか。
昔から6月1日が衣替えということで学生などの制服が冬服から夏服に変わり、その頃にお部屋も夏の装いに模様替えするということでラグなども夏用に取り替えるお宅もあると思います。
初夏の頃は昼間は暑くても夕方から涼しくなります
6月に入ると梅雨入りの季節でもありジメジメし始め、最高気温は25℃を超え、最低気温も20℃前後になってきてさすがにフカフカのラグでは見た目も暑苦しくなってきます。
しかしお部屋の模様替えの時期としては、ゴールデンウィークが時間も取れてとても便利なんですよね。
ところが4月から5月半ばまでの時期って昼間は暖かくて、時には汗ばむような気候なのですが、夜になると結構涼しかったりしませんか。気温はさほど低くないのですよ。
でも、昼間暖かかったその反動でしょうか、体が肌寒く感じてしまいます。そこへ表面がつやつやした竹とか籐のラグを敷いてしまっていると、なんとなく部屋が寒々として、模様替えを早まったかなと後悔しかねないのじゃないでしょうか。
真夏になる前に初夏用のラグを
そこで夏用のラグではなく、ワンクッションおいて4~5月用にラグを敷くのもいいのではないでしょうか。お部屋は夏用に模様替えしたとしても、ラグは初夏用に一枚用意して…。
時期は5月のゴールデンウィークから梅雨明けまで。梅雨が明けてしまうと連日の猛暑となり、うだるような暑さの日が続きます。
そうなればラグも、い草や竹、籐などの天然素材や最近人気のある接触冷感素材を使ったひんやりラグなどに替えればいいのではないでしょうか。
オールシーズンタイプもいいけど夏らしい肌触りやカラーが重要
オールシーズンタイプというラグがあります。夏でも冬でも一年中使えてとても便利ですが、重要なのは肌触りと見た目なのです。
初夏ともなると毛足のあるラグはやはり暑苦しく感じます。ましてシャギーラグのような毛足が長くてふわふわしたラグよりは手触りがサラッとした折のラグの方が向いているのではないでしょうか。
色も赤やオレンジ系よりはブルーやグリーン系の方が涼しさや爽やかさを感じます。
初夏にはキルトラグがオススメです
そこで初夏のような気候にオススメしたいのがキルトのラグです。キルトラグとはおもて面をベッドカバーなどでおなじみのキルティング加工が施されたラグです。このラグのいいところは素材が豊富だということです。
一般的な布で見られる天竺織りやニット、ツイード、スポーツウェアに使われているスウェット、日常生活でおなじみのタオル地、ジーンズに使われるデニムなど、バリエーションに富んでいます。赤ちゃんのいる家庭ならタオル地やスウェット地のキルトラグがいいのではないでしょうか。
それぞれ衣服で使われる生地なので手触りはご存知でしょう。それぞれ吸湿性に富み、汗をかいた素足で歩いてもいつもサラサラです。そのような足で歩けば当然汚れるのですが、キルトラグのほとんどが自宅の洗濯機で丸洗いができるのです。自宅の洗濯機に入らなければコインランドリーの洗濯機も使えますよね。
また、コンパクトにたたむことができて、軽いのもキルトラグの特徴です。ただ問題は少々カジュアルだということです。春までゴージャスな長い毛足のシャギーラグやペルシャ絨毯などを敷いていたら、ちょっとギャップがありそうです。
梅雨が明けたら本格的な夏用のラグに
7月に入りしばらくするとようやく梅雨もあけます。うっとうしい猛暑の日々が続くのです。そうなったらキルトのラグも少々暑苦しく感じるかもしれません。その時は本格的な夏用のラグに変えましょう。
夏用のラグの定番といえば、い草に代表される天然素材なのですが、ひんやりラグなんかいかがですか。シーツなどでおなじみの接触冷感素材を使ったラグです。高分子繊維などを使って体の熱を素早く吸収して、綿100%の素材と比べると-5~8度ぐらい冷たく感じるというとても不思議なラグです。
またキシリトールを使ったラグもあります。キシリトールといえばガムなどに入っており、むし歯予防の印象がありますが、それだけではなく、汗などの水分と結びつく際に熱を奪う性質があるのです。
これらの接触冷感ラグは、その上を歩くだけではつまらないですね。ぜひ寝転がってみてください。床座の生活をしている方にはとても重宝することでしょう。接触冷感ラグを使っている分エアコンの温度を少し上げれば省エネにもなります。
まとめ
ラグといえば、フローリングの保護のためだとか、マンションなどの階下への騒音の配慮の目的で購入される方もおられるでしょうが、季節ごとに替えることで四季を楽しむこともできます。オールシーズン対応のラグを一年中敷くのもいいですが、お部屋の模様替えとともにラグも替えて、それぞれの季節を楽しみましょう。