一人暮らしをしていると、家具やインテリアを選ぶときってとても楽しいですよね。
特にベッド選びも楽しいですけど結構時間がかかったりします。
毎日使うモノですし、寝心地は健康にも影響してきます。
その上に、見た目もいいベッドを選びたいですよね。
そこで、これから一人暮らしを始めようとしている方、あるいはベッドを新しくしようとお考えの方に、ベッド選びのポイントなどを考えてみたいと思います。
一人暮らしで布団よりもベッドがおすすめな理由
これから 一人暮らしを始めようとするとき、布団を敷いて寝ようか、ベッドにしようか迷っていませんか?
結論からいうと、断然ベッドのほうが楽です。
毎日の布団の上げ下げをしなくてもいい
布団の場合は、朝晩の布団の上げ下げが必要になります。
面倒だからといって、布団を敷きっぱなしにすると布団に湿気がたまり、たまに敷布団の下をみると「カビが…」なんてことにも。
その点ベッドにすれば、その心配は少なくなります。
特に洋室だと布団を片付ける押入れがない場合もありますよね。
収納機能付きのベッドならお部屋もスッキリ!
ベッドは寝るだけではなく、いろいろな機能を持ったベッドがあります。
特に収納機能のあるベッドを選べば、ベッドの下を収納場所として使うこともでき、またその分家具を減らせば、お部屋をすっきり広々と使うこともできます。
和室でもベッドで快適に
和室だと押入れがついている場合が多いので、経済面を考えれば布団を使ったほうがいいかもしれません。
でも、ベッドにすれば、押し入れを布団以外の収納スペースに転用できれば、あなたのお部屋をよりスッキリと使うことができます。
一人で寝る場合に必要なベッドのサイズ
一人で寝るのであれば、シングルサイズが定番のサイズです。でも、体格や部屋の広さに応じて別のサイズを選んだほうがいい場合もあります。
一般的なベッドサイズ
シングル:幅97~100cm × 長さ195cm
一般的なサイズなので、種類も多く手に入りやすいサイズです。
小柄な方のベッドサイズ
セミシングル:幅80~85cm × 長さ195cm
ショートサイズ:長さ180cm
幅が狭いので、普通の体型の方にはちょっと窮屈かも…。
でも、部屋が狭くてできる限りあきスペースを広く取りたい方にはおすすめ。
また、小柄な方ならセミシングルサイズのショートサイズのベッドを選ぶことで、よりコンパクトに。
大柄な方のベッドサイズ
ロングサイズ:長さ206~215cm
背が高くて、普通のベッドでは足がはみ出てしまう、という方におすすめなのがロングサイズのベッド。
ただ、選択肢が少ないのが欠点。
ゆったりと寝たい場合のサイズ
セミダブル:幅 120~122cm × 長さ195cm
ゆったりと寝たいのなら、ベッドの幅を広くすればいいのですが、その分、部屋はより狭くなります。
最近は一人でもセミダブルサイズを選ぶ方が多くなっているようです。
寝室が別にある場合
ダブル:幅139~141cm × 長さ195cm
寝室が生活スペースと別になっているのであれば、大きなサイズのベッドを選ぶことも可能でしょう。
そうではない場合でも、よりゆったり寝たいというのであれば、ダブルサイズを選ぶのもいいかもしれません。でも、サイズが大きくなれば、ベッドだけではなく、寝具の費用もそれなりにかかってきますよね。
ベッドを選ぶ場合のポイント
ベッドにはいろいろなスタイルやデザインのベッドがあります。
自分の部屋やライフスタイルに合わせてベッドを選びましょう。
部屋が狭い
狭い部屋に一人暮らしをされている方は多いでしょう。
ベッドを選ぶ際も、狭い部屋であっても、できる限りゆったりと快適に過ごせるようなベッドの選び方をしたいですね。
ローベッド・フロアベッド

ローベッドは部屋の空間を広く見せることで、開放的でくつろぎやすい部屋にできることが最大の魅力で、若い方を中心に人気のベッドです。
ローベッドでタイプとしては、ボックスタイプとステージタイプが一般的です。
ボックスタイプは、箱型のフレームにマットレスをすっぽりと収めてしまうタイプで、シンプルでスタイリッシュなデザインが特徴の、ローベッドでは代表的なスタイルです。
脚のないタイプは“フロアベッド”とも呼ばれる場合もあります。
また、ステージタイプはマットレスからフレームがはみ出している(ステージ)が特徴のベッドです。
マットレスよりもひと回り大きなフレームを使うので、ベッドの占用スペースは広くなってしまいます。
はみ出したステージ部分には、寝る時に読んでいた本やスマホなどをちょっと置いておけるなど便利に使え、デザイン的にもおしゃれで人気のベッドです。
>>> ローベッドをおすすめしたい6つのメリットと知って損はない4つのデメリット
ヘッドレスベッド・脚付きマットレス

余計な出っ張りをなくしてしまったベッドが、ヘッドレスベッドです。
マットレス以外に出っ張りがない分コンパクトでスッキリしたデザインです。
また、ベッドの前後関係がないので、部屋の中でのレイアウトも自由になります。
特に“マットレスベッド”や“脚付きマットレス”と呼ばれるベッドは、よりスッキリしたデザインで人気のベッドです。
ソファベッド

一人暮らしを始めると、どうしても欲しい家具の一つにソファがあります。ひとりで座るのなら座椅子やクッションでもいいのですが、寝転がってテレビを見たい時や友達や来客があった時などは2人掛けや3人掛けのソファがあるといいなと思いますよね。
部屋が狭くて、ベッドを買うかソファを買うかで迷った方もおられるのではないでしょうか。押し入れがあるのなら、寝る時にそのつど布団を敷くということもできますよね。
そのような時の解決策が“ソファベッド”です。
ただ、昼間は布団を片付けておく押入れなどの収納場所が必要になります。
ソファベッドの種類としては、背もたれを倒すタイプやクッションを折りたたむタイプ、デイベッドが多いようですが、その他にもフレームを引き出すタイプなど色々な種類があります。
ロフトベッド

ロフトベッドはベッドを高く持ち上げることで、その下のスペースを有効に使えるようにしたベッドです。
ベッドが高く持ち上がっているので、ある意味ベッドがないのと同じこと。ベッド下のスペースを自由に使うことができます。
机とイスを置いて、勉強や仕事のスペースに、あるいはクローゼットがわりや色々なものを片付けておける収納場所としても使えます。
デザインもバリエーションが多いので、あなたのライフスタイルに合ったベッドが見つかりますよ。
折りたたみすのこベッド

部屋に押入れなどの布団の収納場所があって、毎日の布団の上げ下げができるのならば、ベッドは必要なく、その分部屋を広く使うことができます。
ただ、畳敷きの和室ならいいのですが、洋室の場合、布団を直接フローリングの上に敷くというのはどうでしょうか。
フローリングの冷たさが直接敷布団に伝わってしまいますし、湿気が敷布団の中に溜まってしまうということにもなってしまいます。
せめて布団の下にすのこベッドは敷きたいですね。
フローリングの冷たさも伝わってくることもなく、敷布団に溜まった湿気を逃すこともできます。
また、布団を毎日片付けるのであれば、すのこベッドも折りたたみができて、コンパクトに収納できるものを選んだ方がいいですね。
物が多いのに収納スペースが少ない
「色々な物が増えて困る」という方には、収納機能のついたベッドがおすすめ! 単に”収納機能”といっても、色々なタイプがあるので、あなたの生活に合った収納スタイルを選びましょう。
収納ベッド―引出しタイプ

一番オーソドックスな収納スタイルのベッドが引き出しタイプの収納ベッドでしょう。
ベッドの下はデッドスペースになりがちなので、そこを収納スペースとして使えるというのは、とても便利です。
多くの引き出しタイプの収納ベッドは、引き出しの反対側も収納スペースとして使えるようになっています。
収納ベッド―チェストベッド

収納ベッドの引き出しは普通2~3杯なのですが、チェストベッドは引き出しが上下2段、5~6杯の引き出しがついているという、大容量の収納ベッドです。
チェストといわれるようにタンス1台分ぐらいの収納力があります。
収納ベッド―跳ね上げタイプ

マットレスを床板ごと持ち上げなければならないので、頻繁に出し入れするには向きません。ベッドの床板の下が全面が仕切りのない収納スペースになっているので、引き出しタイプでは入らないような大きなものや、長い物を片付けておくことができます。
たまにしか使わないものや、季節ごとのものを収納しておくのにとても便利です。
ロフトベッド

狭い部屋でも活躍のロフトベッドですが、ベッドの下を自由に使えるということで、収納ベッドとしても活用できます。
色々な荷物を片付けておく以外にも、高さを利用してクローゼット代わりに使うこともできます。
製品によっては、ハンガーラックがついているものもあります。
システムベッド・ステーションベッド

至れり尽くせりのシステムベッド、ステーションベッドともいいます。
収納家具や棚、机までもついていて、ちょっとした秘密基地のようです。
ベッドの上にいるだけで、全てのことがまかなえそうです。
映え感を意識したい
一人暮らしをするなら、ベッドもおしゃれなものを選びたいですよね。
上記で紹介したベッドにも、おしゃれなデザインのものもあるのですが、それ以外にもこのようなベッドがあります。
ステージベッド

多くはローベッドに多いスタイルですが、マットレスのまわりにステージと呼ばれる張り出しがあるベッドです。
このステージは、寝るときに読んでいた本やスマホなどが置けて、ちょっと便利でおしゃれなスペースになります。
パレットベッド

一人暮らしをされている方の中には、倉庫などで使われているパレットを二つ三つもらってきてベッドがわりに使っている方もおられます。
ベッドを買う必要がないので、とても経済的ですが、ベッドとして使うパレットも商品として存在します。
ブルックリンスタイルやカリフォルニアスタイルなどの、ちょっとヴィンテージ感のあるインテリアに興味があるのなら、試してみてはいかがでしょうか。
アイアンベッド(パイプベッド)

アイアンベッドの中でも、ヘッドボードなどに曲線的なデザインの入った、別名”お姫さまベッド”も人気のベッドの一つです。
天蓋付きのベッドもあったりして、ガーリーな雰囲気に憧れている女子に支持されています。
マットレスの種類
ベッドを選ぶときって、ついベッドフレームにばかり目が行きがちになってしまうものですが、マットレスのことも忘れてはいけません。
多くのベッドはフレームとマットレスを別々に購入することができるようになっているので、お気に入りのフレームとマットレスを組み合わせることもできます。
マットレスは大きく分けると、“スプリングマットレス”と“ウレタンマットレス”の2種類に分かれます。
そして、スプリングマットレスも、“ポケットコイルマットレス”と“ボンネルコイルマットレス”に分かれています。
ポケットコイルマットレス

スプリングが独立しているので、寝返りを打っても隣のスプリングに影響が伝わりにくく、ボンネルコイルに比べ横揺れが少ない傾向があります。
また、体の部分の重さによって沈み具合が変わるので正しい姿勢が保て、腰などに負担がかかりにくのも特徴です。
ボンネルコイルに比べて、価格はちょっと高めです。
ボンネルコイルマットレス

連結されたコイルを使っているボンネルコイルは、ポケットコイルに比べ固めなのが特徴です。
面で支える構造のため、体の中で一番重いお尻の部分が余り沈まず、寝返りが打ちやすく、畳に寝ている感覚に近いともいわれます。
ウレタンマットレス
ウレタンマットレスには低反発と高反発があります。
高反発マットレスはやや硬めで適度な沈み込みもあり、寝返りもしやすく、腰痛のある方にもいいといわれています。
低反発マットレスは沈み込みが大きく寝返りが打ちにくいといわれますが、硬めのマットレスの上にトッパーとして薄めの低反発マットレスを敷いて、寝心地の調節に用いられたりもします。
フレームとセットで購入が便利
お気に入りのマットレスがあるのなら、ベッドフレームとは別に購入することもできますが、どんなマットレスを買えばいいのか分からないのなら、ベッドフレームとセットで買うほうが便利です。
多くの場合、ポケットコイルマットレスかボンネルコイルマットレスから選ぶことになりますが、メーカーが選んだ組み合わせなので、安心感があります。
柔らかめが好きで、寝心地優先ならポケットコイル、硬めが好きで、価格優先ならボンネルコイルを選べばいいでしょう。
一人暮らしにおすすめのベッドは他にも色々!
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まとめ
ベッドは寝るためのツールですが、色々な種類があるのですね。
一人暮らしの場合、特に部屋が狭い場合などはベッドの選び方によっても、居心地など居住性が大きく変わってきそうですね。
- 部屋が狭苦しく感じるのであれば、空間を広く取るためにローベッド。
- 収納が少ない部屋は収納ベッド。もし、両方置ける広さがあっても、友達が泊まりに来た時の緊急用としても使えますね。
- 小柄な体型であれば、ショート丈のセミシングルサイズ。
- ヘッドレスベッドなら、より省スペースに。
- 家具や物が多くてベッドを置くスペースそのものがない場合はロフトベッド。
- ベッドを使わずに布団を敷いて寝るのであっても、ベッド用のすのこを敷いて、湿気対策を。
…などなど。
他にもベッドの選び方はあるでしょうけど、まずは自分自身がどのような生活をしたいのかを考えておく必要があるのではないでしょうか。
自分のライフスタイルに合わせたベッドを見つけてくださいね。
まとめ
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