あなたのお部屋のラグ、汚れていませんか。毛足はへたっていないでしょうか。もう何年くらい敷かれているのでしょう。
このラグ、新しいのに変えたほうがいいのかな、あと何年もつのかなって気になりませんか。
新品のラグでも、ずっと敷きっぱなしというわけにはいきません。ラグは本来、その上を歩くために敷かれているのです。当然、敷いていれば汚れるし、その上を歩き回ったり、寝転んだりすれば、毛足がベタッと寝たままになってしまったり、擦り切れてしまったりと見栄えも悪くなってきますよね。
そうすると、そろそろ買い換えようかなと考えるわけですが、すでに見栄えが悪くなってからではちょっとねぇ…。
へたったラグの敷いてある部屋に友達を呼びたいですか?まして、彼を部屋に入れようと思いますか?
ラグの買い替えるタイミングやどれだけの年数持つのかなど、そしてラグを長持ちさせるにはどうしたらいいでしょうか。ちょっとご紹介したいと思います。なるほどと思ったら参考にしてみてください。
ラグを買い換える目安
買い替えのタイミングといっても、そのラグの素材、敷かれている環境、掃除の頻度やクリーニングなどの状況によって変わってくるものですが、一応4つの目安を設けてみました。
判断するタイミングは「あなたが気づいた時」です。それが「気になる」といった状態になると友達を呼びにくくなる段階かもしれません。そうなる前にラグを買い替えるのが、あなたの部屋をおしゃれに保つ秘訣です。
1. 汚れが目立ってきた
ラグが汚れてもその場で汚れを落とせる場合もあります。そうでない場合でも洗濯したり、クリーニングに出したりして、汚れを落とすこともできます。
でも、そうしていても、落ちきれない汚れは残るもので、そのような汚れが積み重なると、次第に目に見えてきます。
それが気になり出した時が、買い替えの目安の一つとなります。
2. 色が褪せてきた
ずっと敷かれているラグは、日常生活の一部に溶け込んでしまって、その変化にはなかなか気がつかないものです。色の変化などは特にそうではないでしょうか。
日差しがよくあたる明るい部屋に敷かれているラグは、特に色が褪せやすいものです。一週間や二週間ほどで変化が起こるものではないですからね。
何年間かたって、ある時ふと気がつくものです。買った時はもっと鮮やかな色をしていたなって。
多少色が褪せても、それがヴィンテージ感につながればいいのですが、まわりのインテリアとの調和が取れなくなってきた時、例えば、安っぽく見えたり、薄汚れた感じに見えたりした時が、買い替えのタイミングになるのではないでしょうか。
3. 弾力がなくなってきた
ラグはその上を人が歩くために敷かれるものです。当然、その上を多くの人が歩けばどうしても毛足がへたってくるのはしかたありません。
買った当時はふわふわだった毛足も年数がたてば、当時の弾力は無くなってきます。特に毛足の長いシャギーラグなどは毛足がベッタリと寝てしまって、見た目にもわかるようになってきます。
クリーニングをしたり、掃除機で毛足を立たせるようにかければ、また復活してくるのですが、それでもダメなら買い替えのタイミングをいうことになります。
また、最近のラグはクッション性をよくするために、ウレタンをサンドイッチしたものが多く見られますが、そのウレタンがへたることで、弾力がなくなる場合もあります。
4. そろそろ新しいラグがほしくなってきた
何年も同じラグを敷いていると、別のラグに変えたくなることってありますよね。そのようなときも買い替えのタイミングではないかと思います。
ラグって部屋の中である程度の面積を取るので、インテリアとしても重要なアイアテムとなります。そのラグを取り替えることで部屋のイメージを一新することは、あなた自身の気持ちを一新することにもつながります。
気持ちを新たにすることで、生活や仕事に対して新鮮で前向きな気持ちで取り組めるのではないでしょうか。
ラグの寿命は2、3年~10年と様々
部屋の模様替えや汚してしまうのは使う側の問題ですが、普通に使っていた場合はラグはどれくらいの年数持つのでしょうか。
よくいわれるのは、一般的には2~3年。大切に使っていれば10年以上といわれます。でも当然状況によって変わりますよね。例えば応接間だと来客があるときしか使いません。
でも家族が集ってテレビを見るリビングだったら、ラグの消耗は大きくなります。そうなれば安いラグであれば寿命が2~3年でも不思議はありません。
あまり使わない部屋に敷いてあるのであれば安いラグでも10年以上持つかもしれませんね。ラグの寿命は使われる環境で大きく変わってきます。ラグのメーカーも同じような答えを出してくるでしょう。
ラグの素材はどれが一番丈夫?
合成繊維だと「ナイロン」、天然繊維だと「ウール」がラグの丈夫な素材の代表になります。
ナイロンは強度があり、摩耗にも強く、繊維自体にコシがあるのでへたりにくいという特徴があります。また、ナイロンは汚れが落としやすく、水にも強いといった実用的な良さも持っています。実際、人が多く通るような公共の建物やオフィスビルなどの床に敷くカーペットはナイロンが多く使われています。
ウールもコシが強いのでへたりにくいという特徴を持っています。また季節に合わせて、冬は暖かく、夏は涼しく、湿気を吸収し放出するといった調湿機能も持っています。天然繊維ならではの人にやさしい素材ですね。
丈夫な素材の特徴は「へたりにくい」ということのようですね。
>>> ラグの素材についてはこちらもお読みください。
おしゃれなラグ通販ショップ:ラグやカーペットの素材について
長いカットパイルより短く密集したループパイル

毛足の短いループパイルは丈夫
ラグの織り方によっても丈夫さが変わってきます。
「パイル」というのは毛足のことですが、ラグやカーペットには「カットパイル」と「ループパイル」が存在します。
カットパイルは毛足の先端が切りそろえてあるタイプ。ループパイルは毛足の先端が丸く輪になっているタイプをいいます。
長さも色々ですが、長いカットパイルの代表はシャギーラグでしょう。シャギーラグは使っているうちに毛足が寝てしまい、買った当時のふんわり感が失われてきます。
逆に、ループパイルはカットパイルに比べても丈夫で、特に短く密集したループパイルのラグやカーペットは強度も抜群です。
ラグをなるべく長持ちさせるには
たとえ2~3年しか持たないラグであっても、せっかく買ったラグですから、できる限り長く使いたいものです。1年、2年でも長く使えれば経済的にもいいですよね。特にお気に入りのラグだったらなおさらです。
日頃のお手入れが肝心
やっぱり、日頃のお手入れは重要です。
ラグには毛足の中にゴミやホコリがたまりやすいという欠点があります。ですから、掃除機がけはこまめにしなければいけません。毛足の流れに逆らうように掃除機をかけることで、毛足が寝てしまうのを防ぐことができます。
また、汚れはすぐにふき取るようにしましょう。放っておいて染み付いた汚れはなかなか取れなくなってしまいます。
予備のラグを持っておく
一枚のラグを一年中敷きっぱなしにするのではなく、何枚かのラグを持っておいて、何かのタイミングごとに敷き替えるようにしてはいかがでしょうか。
ラグを休ませることで、寝ていた毛足を多少なりとも復活させることができるでしょう。また、気分転換にもなりますね。
ラグを替えるタイミング
「ラグは何年ぐらい持つのでしょうか。」「ラグの寿命は?」といったことを書いているのですが、実際のところ、ラグを使えるギリギリまで敷いておくというのはどうでしょうか。
なるべくなら、見栄えが悪くなる前に買い替えたいものです。
また、“ラグを長持ちさせるには”でも書きましたが、何枚かのラグを持っていれば、何らかのタイミングで敷き変えながら使うという方法もありますね。
季節の節目によって取り替える
日本には四季というものがあるので、ラグを敷きかえるタイミングとして季節ごとに敷き替えるということができます。春夏用と秋冬用と2枚のラグを用意すれば半年ごとに敷きかえることができます。春夏秋冬と4枚のラグを用意して、春は春らしい色やデザインのラグ、夏は夏らしいラグなどとすれば四季を感じた生活をすることもできますね。
また四季だけではなく、それぞれの季節の中にも色々な節目や行事などがあります。例えば、正月、梅雨、ハロウィン、クリスマスなどはその時期だけのラグを敷くというのもラグの楽しみ方ではないでしょうか。
汚れたら取り替える
ラグが汚れたままにしておくというのはいかがなものでしょう。汚れたラグの上を歩くというのは気持ちのいいものではないでしょう。汚れたラグはきれいなラグに取り替えましょう。
とはいうものの、ラグの汚れというのはなかなか分かりにくいものです。何かをこぼしてシミになってしまった、というのであれば分かりやすいのですが、それ以外では汚れているかどうかは分かりにくいでしょうね。
その場合は、ラグの汚れを見極めるのではなく、3ヶ月敷いたら、あるいは半年敷いたら、と期限を決めて取り替えるようにしてはいかがでしょうか。
できたら、自宅で洗えるラグが経済的でいいですよね。自宅の洗濯機に入らないのなら、せめてコインランドリーの大きな洗濯機で洗えるラグにしましょう。クリーニング店に出すと何千円もかかってしまいますからね。
部屋の模様替えと同時に取り替える
時々部屋の模様替えをする方なら、そのタイミングでラグを買えるというものいいのではないでしょうか。
部屋のイメージに合わせたラグにしたいですね。例えば、北欧風だとか、カントリー風、カリフォルニア風、ブルックリン風など、他にも色々なイメージのラグがあります。
部屋の模様替えはしなくても、その時の気分でラグを取り替えるのいうのもいいですね。ラグは部屋の中でも目を惹く存在です。ラグ1枚を変えるだけでも、あなたの部屋の印象を大きく変えることができます。
取り替えることを前提にラグを選ぶならおすすめは無地
もちろん模様のあるラグやアーティスティックなデザインラグでもいいのですが、そのようなラグは部屋のインテリアとの兼ね合いを考えなければいけません。
また、いずれ古くなって捨ててしまうことを考えているのなら、お気に入りのデザインのラグは捨てにくいですよね。
その点、無地であれば気兼ねがあまり入らないということが言えます。
子供たちが遊びまわるような、あえて汚れることがわかっているような場所にも敷くこともできますよね。
まとめ
結論から言えば、ラグの寿命は使用環境で変わってくるので、一概に何年とはいえないということです。でも、気に入ったラグはできる限り長持ちさせたいですね。
そのようなラグはなるべく汚れやすい場所には敷かないことです。あらかじめ汚れることがわかっている場所(ダイニング、子供部屋など)には撥水性がすぐれていて汚れにくい防汚性のあるラグ、あるいはなるべく安くて家庭の洗濯機で洗えるようなラグを選んでおいて、汚れはダメージがひどいようだったら新しいラグに買い替えるということもいいのではないでしょうか。