ジョイントマットって?
ジョイントマットは赤ちゃんにとても向いているのですよ。
赤ちゃんマットなどとも呼ばれていたりします。
最近はホームセンターやスーパーなんかでも売られているので、一度は目にしたことはあるでしょう。
スポンジのような素材でできた正方形のマットで、フチがジグソーパズルのようにデコボコしています。
そのマットのデコボコを連結してお部屋に敷いて行きます。
それが最大の特徴で、カーペットやラグのように一枚ものではないので、マットの枚数次第で狭い部屋でも広い部屋でも敷き詰めることができるというとても便利なマットがジョイントマットなのです。
ジョイントマットは何でできてるの?
その赤ちゃんに向いているというジョイントマットがどのような素材でできているかというと、ベースの素材はEVA樹脂というものなのです。
EVA樹脂とはエチレン酢酸ビニル(Ethylene-Vinyl Acetate)という合成樹脂なのです。
難しそうですね。
EVAはイー・ヴイ・エーではなくエヴァとかエヴァ樹脂と呼ばれているようです。エヴァといってもエヴァンゲリオンではないのですね。
どのようなところに使われているかというと、サンダルのソールや浴室の床に滑り止めとして敷くバスマット、人工芝、食品包装のコーティング剤、何とチューインガムのベースにも使われているのですよ。おどろきです。
その中でバスマットと聞くと皆さんどのようなものか思い当たるのではないですか。
目の細かいちょっと硬めのスポンジってところでしょうか。
ジョイントマットの特徴
ジョイントマットには色々と特徴があります。
それは、どれもこれも赤ちゃんのために使うにあたってメリットになることなのです。
ケガの防止にはクッション性
赤ちゃんにとってやっぱりクッション性は重要ですよね。
小さな赤ちゃんにとっての心配事の一つはケガをすることです。
新生児の頃はまだいいのですが、アンヨができるようになると転倒が心配になりますよね。
特に頭を打ったりしたら大変です。
ジョイントマットは頭をぶっつけてもショックを吸収しちゃいます。
ジョイントマットの厚さは薄いもので8mmくらいから厚いもので12mm。
中には極厚タイプ20mmというのもあります。
心配ならばなるべく厚いものを選ぶようにしましょう。
冬はやっぱり断熱性
クッション性の次に心配なのが断熱性ではないでしょうか。
冬になるとフローリングの床は寒さがしみてきます。特に赤ちゃんに冷え切った床の上で遊ばせるのはかわいそうですよね。
冬になれば当然暖房を入れているでしょうけど、床暖房でもない限りフローリングの床は冷たいものです。
でもジョイントマットのEVA樹脂は発泡性の素材です。
中に空気をたくさん含んでいるとなかなか熱を逃がしません。
ということは床の冷たさもジョイントマットの表面までは伝わってこないのです。ですからジョイントマットに寝転がっても冷たくありません。
これなら赤ちゃんも思う存分遊ぶことができますよね。
赤ちゃんは汚しちゃいます!
ジョイントマットの上で赤ちゃんを遊ばせていると、どうしてもその上でご飯を食べさせたり、飲み物を飲ませたりということもありますよね。
そうすると、当然のことながら赤ちゃんはこぼします。
でも、多くのジョイントマットは撥水性があり、汚れのつきにくい構造になっています。
もし、赤ちゃんが何かをこぼしてもサッとふくだけでOK。
汚れが落ちない場合でもジョイントマットはその部分だけ外せるのです。
ですから、汚れたマットを取り外して洗ってください。
それでも、どうしてもダメというのであれば、汚れたマットだけを新しいものと取り替えましょう。
これはジョイントマットだからできることなのですよ。
アレルギー対策に
赤ちゃんにとって大敵はアレルギーでしょう。
赤ちゃんのアレルギーといっても色々と原因はあるでしょうけど、その一つにダニが挙げられますね。
ダニは生きていればもちろん厄介ですが、死んでも、乾燥すると体がバラバラの細かい粉のようになり、それ自体がアレルギーの原因となって赤ちゃんを困らせてしまうのです。
カーペットやラグのように毛足があるとダニにとっても暖かくって隠れやすいすみかになってしまいます。
ですからカーペットやラグは定期的に掃除機をかけてダニ退治をする必要があるのですが、ジョイントマットならとても楽なのです。
まずダニが隠れる場所がほとんどありません。
ジョイントマットなら掃除機をかけるのも簡単ですし、コロコロでも十分に掃除ができてしまいます。
マットの裏側も、カーペットやラグなんかだと場合によっては家具をどかさないと掃除機がかけられない場合がありますが、ジョイントマットなら簡単に外すことができるのでお掃除もとても楽で赤ちゃんにも安心です。
2色セットが楽しい
ジョイントマットは1色のセットとは限りません。
2色のセットなんかは並べているだけで楽しくなります。2色を交互に並べる市松模様だけでなく、いろいろと組み合わせを工夫すれば、面白いパターンを作ることもできますよ。
小さなお子さんがいるのなら、一緒に並べるととても楽しいですよ。
好きな色を何色分か購入すれば、アイコンのようなイラストを描くのも可能です。
ちょっとお金がかかるかもしれませんけどね。
そのためには、60cmなどという大きなマットよりも30cmぐらいの小さなマットのようがいいでしょう。
赤ちゃんのプレイマットに
ジョイントマットは防音対策とか防寒対策を目的に購入することもあるでしょう。
でも、赤ちゃんか小さなお子さんがいるのなら、プレイマットとして使うのもいいのじゃないですか。
子供部屋に敷くのもいいですし、リビングルームの一角に遊び場所として敷くのもいいですよ。
こけても大丈夫。
クッション性が高いので、ドタバタしても隣近所に迷惑をかけません。
マンションなどの集合住宅では、生活騒音の問題って重要ですからね。