ジョイントマットを敷こうと考えた時点で、どこに敷くのか、なぜ敷こうと思うのかははっきりしてるわけですが、その時にマットを敷く場所の状況を考えずにジョイントマットを購入すると、敷いている最中に思わぬことに気づくことがあって、しまった!ということが起こりえます。
そのような失敗のないように前もって確認作業をしましょう。
ジョイントマットを敷く場所の確認
まず、ジョイントマットを敷く場所をよく確認します。
床の状態はどうなのか。フローリングの上に敷くのか畳の上に敷くのか、あるいはそれ以外の場所なのか。
ジョイントマットは敷く場所を選びませんが、例えば、床が平らではなく起伏がある場合、そこにジョイントマットを敷くとジョイント部分に段差ができてしまう場合があります。
ジョイントマットは長期間敷いていたり、温度の変化があったりすると変形する場合もありますが、敷いた後に段差に気がつくと、なぜかジョイントマットのせいにしたくなってしまうものです。
床が最初から凸凹なのがわかっているとある程度は納得できると思います。
畳の上に敷く場合などは、新しい畳だといいのですが、古い畳だと畳そのものが波打ってきたり、畳同士の境目に段差ができてしまう場合があるのでそこも注意したほうがいいでしょうね。
ジョイントマットの上に家具を置くか避けて敷くのかも重要です。
ジョイントマットの上に家具を置く場合に注意しなければいけないのは、家具が多少不安定になるということです。
ジョイんとマットの上に家具が乗ると、家具の重みでマットがつぶれるので大きな影響がないでしょう。
でも、クッション性のあるマットの上に家具が乗るわけですから、特に背の高い家具などは用心したほうがいいと思います。なるべく家具は避けて敷いたほうがいいと思います。
部屋の開口部にも気をつけたほうがいいですね。
ドアとかチェストの扉などです。
引き戸などはいいのですが、開閉式のドアなどの前にジョイントマットを敷いていると、ドアがマットに当たって開かないという事態が起きることがあります。
これはジョイントマットの厚みの問題ですが、ドアのギリギリまで敷こうと思っているのであれば、前もってドアと床の隙間のサイズを測っておく必要があります。
ドアは案外気がつきますが、家具の一番下の引き出しとか開き戸などはうっかりしてしまう場合があります。また、本棚でも一番下の段の本を取り出そうとすると、その度にジョイントマットに引っかかって取り出すたびにイライラするという事態も起こりえます。
コルクマットかジョイントマットか
コルクマットってジョイントマットと別物のように思われている方もおられますが、コルクマットもジョイントマットも素材はおなじEVA樹脂なのです。
違いは、EVA樹脂だけでできているか、表面にコルクのシートが接着されているかどうか、それだけの違いなのです。
コルクマットかジョイントマットか、これは個々の好みの問題だと思うのですが、コルクマットはそれなりにいいものです。
コルクマットは天然素材ならではの安心感があります。手触りも独特のザラザラ感があっていいものですね。皆さんの中でもコルクのシートを使った掲示板を使っているという方は多いので花でしょうか。ピンでメモなどを止めるコルクボードです。
自然志向の方であれば、EVA樹脂そのままのジョイントマットよりもコルクマットの方が向いていると思います。
裸足でコルクマットの上を歩いてみてもなんともいえない天然素材の感触が伝わってきます。
ジョイントマットの魅力としては、やはりバリエーションの多さでしょうか。
まず、カラーが豊富です。インテリアに合わせて好きな色を選べるという魅力がありますね。
また、プリント柄もあったり、パズルマットともいわれるアルファベットや数字、シルエットなどを抜き型にして遊べるジョイントマットもあります。
どれを選ぶが迷うぐらいですね。
サイズを選ぶ
ジョイントマットのサイズは、30cm、45cm、60cmが一般的です。
ジョイントマットの色や柄を優先して選んだ場合はサイズが決まってしまう場合があるので、サイズを選ぶという選択肢はなくなります。
でも、そうでない場合は、一番大きなサイズを基本的に選ぶというのがいいのではないでしょうか。
同じ面積の中に敷くことを考えた場合に、大きなサイズの方が敷く枚数が少なくて済みます。敷く枚数はできる限り少ない方が楽ですからね。
ジョイントマットを部屋にぴったりと敷きたい場合、はみ出る部分はカットすることになります。
狭い面積に大きなマットを選んだ場合、ほとんどのマットをカットする羽目になる場合が出てきます。
その場合は一つサイズの小さいマットを選んだ方が手間が省けるかもしれません。
カットする手間を考えれば、敷く枚数が少々多くなってもその方が楽ですからね。
あまり手間をかけない方法を優先してジョイントマットのサイズを選ぶのがいいのではないかと思います。
厚みを選ぶ
厚みはあった方がクッション性もいいですし、断熱性、防音性も高くなります。でも、場合によっては薄い方がいい場合もあります。
前記のようにドアと床との間の隙間が十分ない場合です。
ジョイントマットを部屋に敷き詰めた後でドアが開かないなんでちょっとドジですよね。
そのためにも前もってマットを敷く場所を十分確認しておく必要があるのです。
色や柄を選ぶ
色も柄もそれぞれ好みの色を選ぶがいいのですが、床全面に赤や青、緑などのはっきりした色のジョイントマットを敷くのはあまりおすすめしません。
強い色はなるべく狭い範囲にした方がいいでしょう。
部屋全面に敷くのであればベージュとかクリーム色などのパステルカラーが適しています。コルクマットの色は天然の色なのでどのような部屋でもマッチします。
また2色のセットなどを選ぶ場合は、なるべく色の濃さ、あるいは色味に差のあるマットを選ぶのがいいでしょう。
白と黒などは濃さの差が大きすぎると思うのですが、基本は濃い色と薄い色の組み合わせといった選び方です。
でも、すでにセットになっているマットもあるのでその中から選ぶのもいいでしょうね。
別々の色のジョイントマットを選んで組み合わせる場合は、パソコンなどのお絵かきアプリを使ってシミュレーションをしてみるのも面白いと思います。
まとめ
ジョイントマットはカーペットやラグと比べてとてもお手軽、経済的ですが、並べてみて初めて間違いに気がつくと高くついたりする場合もあります。
特に床全面に敷く場合などは、部屋のサイズ、ドアや家具の扉の開閉などをきちんと確認しておく必要があります。
ジョイントマットは汚れたり傷がついたりした場合に、そのマットだけ取り替えられるという特長があります。
そのためには購入する際に余分に購入して、いざという時のためにスペアとしておいておきましょう。