毎日こまめに掃除機をかけていてもカビが生えることがあります。どうして?って思いますよね。一生懸命に掃除機をかけても普通は表だけで、ラグの裏側ってあまり気にしないのではないでしょうか。おもて面がきれいでも裏にカビが生えていることは少なくありません。
カビが生えていていいことは何もありません。小さな子供のいる家庭だとアレルギーの心配も出てきます。カビを発見したらできるだけ早くクリーニングをしましょう。そしてカビが生えないように予防もしましょう。
カビっていつ生えるのでしょうか
カビが生えやすい条件は、気温が20℃〜30℃くらい、湿度は約80%、季節でいうと5月〜10月位がカビが増えやすい季節になります。では、それ以外の季節はだいじょうぶかというとそうではありません。秋から冬、春から初夏にかけての季節もカビは繁殖します。外はいくら寒く、乾燥しても室内はどうでしょう。暖房で暖かく、また調理で出る湯気や加湿器を使っているご家庭もあるでしょう。カビの繁殖にもはや季節はないのです。
また食べ物をこぼしたり、ペットが汚したりするとそれを栄養源をしてカビが繁殖してしまいます。まずはカビを繁殖させないようにすることが重要です。
でもカビが生えてしまったら
その時は消毒用のエタノールをカビ全体にスプレーして目に見えるカビを雑巾で拭き取ります。その後もう一度スプレーをして15分ほど放置し、ドライヤーで乾燥させてください。また、柄もの用の漂白剤を使うこともできます。漂白剤をスプレーした後しばらく放置し、濡れた雑巾で拭きとります。洗えるのであればすすいだ後よく乾燥させると効果的です。漂白剤はカビでできたシミにも効果があります。
しかしカビが広がっているようであれば、その時はクリーニングに出してしまいましょう。でも、漂白剤を使ったりクリーニングに出したとしても黒カビでできたシミは完全に落とすことはできないようです。ですから日頃のお手入れがとても重要になってきます。
カビの予防はどうすれば…
まずカーペットを選ぶ時はカビのことも考え、丸洗いができるものを選ぶといいでしょう。また防カビ加工のされたカーペットもあります。日頃の掃除機掛けだけではなく、時々は丸洗いをして天日に干すことも必要です。畳の上にカーペットを敷くのはできる限り避けたほうがいいですね。畳独特の通気が妨げられると、そこに湿気がたまりカビが生えやすくなってしまいます。
食べ物をこぼした時にはすぐに掃除機をかけましょう。食べ物をこぼしてそのままにしておくということはカビに栄養を与えていることと変わりませんからね。その時に重曹をカーペットに直接ふりかけて一緒に吸い取るようにするとよりカビに効果があります。重曹は汚れやニオイを分解する働きがあり、カーペットをカビが嫌う弱アルカリ性の環境にすることができるからです。
重曹水を作っておくのもいい手です。水:100mlあたり重曹:大さじ1を加えてよく溶かし、スプレー容器に移しておきカーペットにスプレーします。あまりかけすぎないようにして、スプレーの後は乾いた布でふき取っておきます。これで防カビ対策になります。
まとめ
カビはやっかいです。色々な病気の元にもなりますし、カビが生えるような環境であればダニの心配もしなければいけません。日頃からカーペットのメンテナンスに気をつけ快適な生活を送りましょう。
>>>ラグのトラブル