近頃、肩がこるとか頭痛がする、腰が痛いあるいは体がなんとなくだるい、こんなことありませんか。原因は色々あるのでしょうが、あなたがいつも使っているマットレスがその原因かもしれません。そのマットレス、貴女にあっているのでしょうか、使い始めてどれくらい立っていますか、一度マットレスをチェックしてみましょう。 子供のいる場合など、小学生の時に買ったベッドを高校まで使っているという家庭もあるのではないでしょうか。その場合でも子供の成長に合わせて、マットレスだけでも見直したほうがいいかもしれませんね。睡眠は日々の健康にも大きく影響しますからね。
マットレスはどれくらい持つのか
マットレスはベッドを買うときについてきて、そのままベッドを買い換えるときまでそのままという方も多いと思いますが、しっかりと作られたベッドは一生使えるものも少なくはありません。でも、マットレスは使っていると月日とともに劣化していきます。 一般にマットレスの寿命は10年から15年といわれます。といってもマットレスの使い方によっては10年もたない場合もあります。寿命になってからでは、もうすでに体の方に変調が来ているかもしれません。それまでに交換時期を見極めて新しいマットレスと交換しましょう。
こうなったら交換時期
とはいってもどこを見て交換時期を判断すればいいのでしょうか。ベッドは毎日使うもの、目にするわけですが、10年15年で寿命といってもその変化は微妙で、なかなか判断はむずかしいものです。 交換時期として、10年15年でが寿命であれば、購入時期を覚えておいて10年経ったから、あるいは15年経ったから交換しようでもいいのですが、それまでもたない場合は困りますよね。そこでいくつかの目安をあげてみます。
中央部がへこんできた
トラブルもなく使ってきたマットレスでも、毎日体重がかかっているマットレスです。使っているに従って体重のかかる部分がへこんできます。だいたいコシを中心にへこみができてくるのではないでしょうか。 マットレスにはスプリングやウレタンなどの種類がありますが、へこみはどのマットレスでも起こってきます。へこみのあるマットレスに寝ていると、そのへこみに体を合わせることになり、寝返りなども打ちにくくなり、目が覚めても体のだるさが残ってしまう場合があります。
音がギシギシする
ウレタンのマットレスでは起こりませんが、スプリングのマットレスでは使っているうちにきしみ音がしてくる場合があります。これはマットレスの中でスプリングが変形しているか、スプリング同士を固定しているワイヤーが切れてしまっているのかもしれません。 そのままほって置いても状態は悪くなるだけですし、毎日きしみ音を聞いて寝ていてもストレスになるだけなので、早めにマットレスを交換した方がいいでしょう。
スプリングが体に当たる
マットレスはスプリングの上にフェルトやウレタンなどのクッションが敷いてあり、直接スプリングが体に触れないようになっているのですが、長年使っているマットレスではこのフェルトやウレタンがヘタって薄くなったり破れたりしているのかもしれません。 スプリングが体に当たるのを感じながら寝ているのは、苦痛以外の何者でもないでしょう。なるべく早くマットレスを交換した方がいいですね。
破れてきた
これもわかりやすい交換の目安です。見た目も良くないですし、破れている箇所が体の触れる場所であれば、スプリングが体にあたっているかもしれません。少々の破れで寝心地に影響のない箇所であれば、シーツなどで隠すこともできますが、長年使っていて自然に破れてきたのなら、そろそろ交換の時期ということなのかもしれませんね。
寝返りが多くなった、体がだるい
マットレス自体は異常がなくても、家族から寝返りが多くなったと指摘されたとか、近頃目が覚めても体がだるいなどという場合、原因は別にあるのかもわかりませんが、マットレスも調べてみてください。知らない間にへこみができていたとか、手のひらで押してみるとスプリングが手に当たるのを感じる、といった状態になっているのかもしれません。
ウレタンマットレスの場合は
交換時期の見極めはウレタンのマットレスでもスプリングが原因以外は同じなのです。ウレタンマットレスには低反発ウレタンと高反発ウレタンがあり、またその2種類の2層構造になっているマットレスもあり、それなりに寿命も変わってきます。
低反発ウレタン
一般に低反発のウレタンマットレスの寿命は5年から7年といわれており、場合によって3年位でヘタってしまうマットレスもあるようで、スプリングのマットレスと比べてとても短いようです。低反発のウレタンは、汗や空気中の湿気、紫外線、熱、窒素酸化物などの影響により劣化が進んでいくようです。そうなると反発力がなくなり、沈み込んでも回復しなくなります。
高反発ウレタン
高反発ウレタンのマットレスは低反発に比べて寿命が長いのが特徴で、10年以上持つマットレスもあります。イタリアのマニフレックスの製品の中には15年保証をしているマットレスもあるくらいです。 高反発といえども寿命はあるわけで、やはり寿命が近づくとマットレスの真ん中あたり(腰のあたりでしょうか)がへこんできます。へこみがわかるようになれば交換ということになるのでしょう。
こうすればマットレスは長持ちする
以上のようにいずれは交換しなければならないマットレスなのですが、お気に入りのマットレスであればある程できるだけ長持ちさせたいですよね。そのためにはどうしたらいいのでしょうか。
乾燥させる
やはり湿気は大敵、カビの原因にもなりますし、ダニも繁殖しやすくなります。スプリングは錆びやすくなります。ウレタンも劣化しやすくなります。カビが広がってウレタンなどの素材の劣化が進むかもしれません。 そのためには時々マットレスを外して風通しのいい場所で乾燥させましょう。直射日光は劣化の原因になるので陰干しをします。
時々上下表裏を入れ替える
マットレスは同じところに体重がかかるのが原因でヘタってきます。なるべくへたらないように使うには、数カ月に一回はマットレスの上下、表裏を入れ替えてみましょう。そうすることによって一ヵ所に体重がかかるのを防ぐことができます。
まとめ
毎日使っているマットレスですから、ヘタってきたのがなかなかわかりにくいと思います。交換時期を何年も過ぎているの聞きがつかずに、腰が痛いとか寝心地が悪いなどを思っていませんか。ここらで一度マットレスの状態を見てみるのもいいかもしれませんね。
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