これで防げる!マットレスのカビ対策

ベッド
ブルーチーズのカビはいいけど、マットレスのカビは困りものです。
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ブルーチーズのカビはいいけど、マットレスのカビは困りものです。

毎日使うベッドのマットレス。和室に布団を敷いて寝る場合と違って、朝起きてもマットレスはそのままで、かたずけられると言うことがありません。

しばらく使っていると心配になってくるのがカビではないでしょうか。カビの問題点は、なんといっても健康に良くないと言うことです。

特に小さな子供達のいる家庭では、カビは大敵です。カビが生えているのを見つけたらどうしましょうか。また、それ以前にカビが生えないようにしたいものですよね。

そこでカビが生えないようにするにはどうしたいいのか、その対策を紹介しようと思います。

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まずはカビが生える原因を考えてみる

カビは目に見えないぐらい小さな胞子で増えていきます。普段生活している我々の身の回りにもカビの胞子がたくさん浮遊しているのです。

そういったカビの胞子がたまたまマットレスにくっついてしまうと、カビが繁殖するという結果になってしまいます。

カビが喜ぶ4つの条件

日本には梅雨という季節があります。春から夏に移り変わる暖かい、けれども雨の多い季節ですよね。よくジメジメという表現をしますが、この暖かくてジメジメした環境がカビにとって天国なのです。

気温が高ければカビは繁殖しやすくなります。カビが繁殖しやすい条件は次の4つ。

1. カビは暖かい場所が大好き!

梅雨の時期はカビにご用心!

カビは暖かいところが好きです。だいたい20℃から30℃ぐらいが最も繁殖しやすい温度と言われています。

でも、それよりも低い温度でもカビは生えてきます。例えば冷蔵庫の中でもカビは生えないわけではありません。凍らない状況であればカビは生えると考えたほうがいいかもしれませんね。

カビが繁殖しないようにするには、カビが繁殖できないような温度にすればいいのですが、例えば気温がカビが生えないような低い気温だとしても、人間は寒ければ暖房を入れ、暑ければ冷房を入れることで過ごしやすい温度に調整しますよね。

厄介なことに、人間が心地いいと感じる温度はカビにとっても心地いい温度のようです。

2. カビはジメジメした場所が大好き!

カビは60%以上の湿度を好みます。そして湿度が80%を越えると、活動がとても活発になってきます。

季節で言えば、春も終わり夏が近づくと梅雨の季節になります。梅雨前線が南から北へ抜けようとする頃です。

半袖で過ごせるくらい暖かくでいいのですが、毎日、雨の心配をしなければならない季節です。一年で一番カビの心配をしなければならない季節ですよね。

3. カビは空気がないと生きられない!

カビも人間も同じ生物。空気がないと生きられません。厳密にはカビが必要としているのは酸素なのですが、酸素のないところではカビは育ちません。

酸素がなければ生きられないのはカビも人間も同じです。ただ、人間とカビの違いは、人間は酸素がなければ死んでしまいますが、カビは酸素がない環境でも死滅することはなく、再び酸素のある環境になれば、また増殖し出すといいます。厄介ですね。

4. カビの栄養はどこにでもある

カビは温度・湿度・酸素などの条件が揃ったとしても、繁殖にはもう一つ必要なものがあります。それは、栄養です。

どんな生物も何か食べないと死んでしまいますが、カビも何か栄養物がないと育たなくなってしまいます。

マットレスに生えるカビを考えた場合、カビの栄養源はなんでしょうか。

考えられるのは人間からでる汗や垢、皮脂などが考えられますが、それだけではなく、マットレスの周りに存在するホコリやベッドの素材など、あらゆるものがカビの栄養源になると考えられます。

マットレスの裏側にカビが生えやすいのも、垢や皮脂など人間から出るもの以外が栄養源になっているからと考えられるのではないでしょうか。

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生える前にカビの防止対策

マットレスにカビが生えてしまうととてもやっかいです。特にマットレスの裏に生えたカビは気づかないことも多いですよね。

何気なくマットレスを持ち上げてみたら、カビが広がっていたなどということも珍しくありません。できれば、カビが生える前に手を打っておきたいものですよね。

常にマットレスを乾燥させておく

1. 朝起きたら掛け布団などはどけておく

最も手軽にできるのは、朝起きた時に掛け布団や毛布などをかけたままにしないということです。

ホテルのベッドメイキングのように、朝起きてベッドを整えるというのはいい習慣ですが、夜寝汗をかいたベッドに、朝起きて掛け布団でフタをしてしまうことになってしまいます。

ベッドを整えるのは、掛け布団や毛布をめくって十分湿気が抜けてからにしましょう。

2. 時々はマットレスを立てかけて乾燥して空気に当てる

マットレスって案外重いですよね。そのマットレスを起こして立てかけるのは大変ですが、時々はマットレスを立てかけて風に当て、湿気を抜くようにしましょう。

マットレスの上の面は案外空気に触れることも多いので、カビの心配はないのですが、マットレスの裏面はほとんど空気の動きがありません。

マットレスの裏面に気を使っていれば、カビの心配はほとんどなくなるでしょう。

3. ベッドパッドを使う

マットレスのカビ対策には、湿気がマットレスの中に侵入しないようにするのが一番です。

また、寝汗の湿気をマットレスの中に入れないためにもベッドパッドを使うことがおすすめです。

ベッドパッドはマットレスの上において、寝心地の改善やマットレスの保護をする目的で使われるアイテムですが、マットレスへの湿気のガードとしても効果があります。

>>> ベッドパッドに関しては、こちらの記事もご覧ください。

4. 部屋の除湿をする

カビが生えないようにするには部屋の湿度が高くならないように除湿するのが一番です。

一番簡単な方法は部屋の窓を開けて換気をすること。特に晴れた天気のいい日は窓を開けておくようにしましょう。

窓を開けられない時は除湿機を使うのもいいでしょう。除湿機がない場合はエアコンの除湿モードという手もあります。

5. 加湿器には要注意

加湿器の使いすぎに注意!

特に冬になると加湿器が手放せないという方もおられるでしょう。冬は一年でも空気が乾燥する季節です。冬の乾燥はのどの大敵ですから、いつものどは潤っていたいものです。

でも、のどの加湿にこだわりすぎるあまり部屋の湿度の上昇に気が回っていないのではないですか。

窓に水滴がついていたり、窓の下に水が溜まっていませんか。生活に快適な湿度は40~60%ぐらいだと言われています。

冬になれば当然暖房を入れて部屋を暖かくします。その上に湿度が60%以上になってしまうと、まるで梅雨の季節のようではないでしょうか。カビも大喜びですよね。

加湿器を使うのなら、湿度を自動で調整できる機種か湿度計を部屋に置いて湿度を管理するようにしましょう。

マットレスのまわりには空間が必要

マットレスのまわりには空気の流れを作って、湿気がこもらないようにする必要があります。

1. 壁にベッドをくっつけない

まず、手軽にできる方法としてはベッドを壁から10cm以上は離すということです。すでに置いてあるベッドでも、ちょっと動かすだけででいいのですから簡単ですよね。

ベッドが壁にくっついていると、空気の流れが壁で止められてしまいます。ベッドの周りは湿気があらゆる方向に逃げられるようにする必要があります。特にベッドの下の湿気を逃すことが必要で、壁につけてしまうと部屋の中でベッドのまわりだけ空気がよどんでいるということになりかねません。

2. すのこベッドを使う

ベッドを新しく購入するのであれば、ぜひ底板にすのこが使われているベッドを選ぶようにしましょう。マットレスの下の面が塞がれてしまうと、湿気の逃げ場がなくなってしまいます。

マットレスの下の面は最もカビが生えやすい場所でもあります。これにはなかなか気がつきにくいということも言えるのですが、一番気をつけなければいけない場所です。

おすすめのベッドは?

やっぱりすのこベッド

最も多くのベッドが底板にすのこを採用しています。

マットレスの中に溜まった湿気は、マットレスの上面や側面からも逃すことができます。ある程度の厚みのあるマットレスであれば、側面にベンチレーターと呼ばれる空気抜きの穴が設けられていますが、マットレスの底に溜まってしまった湿気は抜くことができません。

マットレスを持ち上げて底の面を触ってみてください。カビが生えていなくてもなんとなくしめっぽくはないでしょうか。そう感じたらカビが生えてくるまでは時間の問題です。

マットレスの底の面を乾燥させておくのにもすのこは効果があります。

パイプベッドは風通しがいい

パイプベッドはアイアンベッドとも言って、鉄のパイプで組み立てられたベッドです。アンティークな模様のある姫系のベッドは、天蓋付きのベッドもあって女の子にも人気です。

このパイプベッドは脚がついており、床からベッドの底板までの高さがあり、底板がすのこよりも通気性のいいメッシュになっていて、とても風通しがよく湿気対策には効果のあるベッドになっています。

カビに要注意のフロアベッドと収納ベッド

どのようなベッドでもマットレスへの通気性を確保することで、カビ対策はトレスのですが、通気性の確保がちょっと難しいベッドとして、全てではありませんがフロアベッドと収納ベッドが挙げられます。

その理由としては、マットレスの下に空間があまりないということが言えます。

フロアベッドは床面とのスペースがほとんどない

フロアベッドはその低さが特徴で、とてもスタイリッシュなデザインが人気なのですが、その低さのために部屋の床からマットレスの下面まであまりスペースがありません。

底板にすのこが使われているのですが、まわりもフレームで囲まれていて空気が抜けにくいのが難点です。

収納ベッドはマットレスの下が収納部

収納ベッドはベッドの下に色々な荷物を収納できるのでとても便利なベッドですが、残念ながらマットレスの下に収納部があるために、湿気の逃げ道が塞がれてしまっているということです。

マットレスのメンテナンスで解決

フロアベッドや収納ベッドは他のベッドから見ると、カビに対するリスクが多くなるかもしれませんが、フロアベッドも収納ベッドもとても魅力のあるベッドです。そこはマットレスのメンテナンスをこまめにすることで解決できるでしょう。

時々はマットレスを持ち上げて乾いた空気に当てて、マットレスの中に溜まった湿気を抜くようにしましょう。

まとめ

マットレスのカビ対策としては、いかに空気に触れさせマットレスの中にこもった湿気を抜くかにかかってきます。

カビの喜ぶ環境というのは湿気を除けば、我々人間が心地よいという環境ととても似ています。温度や酸素をコントロールしてカビを防ぐことは無理でしょう。カビの栄養源を立つのも難しい話です。

可能なのは湿度の調整です。そのためには風通しを良くするのが一番です。なるべくマットレスのすべての面が乾いた空気に触れることが必要です。

そのためには上記にあるように窓を開けたり、マットレスを干したり、すのこを使ったりという工夫さえすれば、カビの心配は無くなってきます。

健康のためにカビ対策は行うようにしましょう。

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