あなたのお部屋のラグ、汚れていませんか。毛足はへたっていないでしょうか。もう何年くらい敷かれているのでしょう。何年も同じラグが敷きっぱなしになっていると、そろそろ新しいラグに変えたいなって思うでしょう。
最初は新品でも、何年も敷かれているラグには、汚れやほつれ、ヘタリなどが出てきて見苦しくなってきます。ラグはその上を歩いたり、座ったり、寝転んだりするために敷かれているのですから、年数が経てば見栄えが悪くなるのも当然です。
そろそろラグを変えたいなと思うときって?

買い替えのタイミングといっても、そのラグの素材、敷かれている環境、掃除の頻度やクリーニングなどの状況によって変わってくるものです。
判断するタイミングは「あなたが気づいた時」だと思います。それが「気になる」前にラグを買い替えるのが、あなたの部屋をおしゃれに保つ秘訣ではないでしょうか。
1. 汚れが目立ってきた
もし、ラグに何かこぼしたらすぐに拭くのでしょう。汚れが取れなければクリーニングに出すかもしれません。
それでも落ちきれない汚れは残るもので、そのような汚れが積み重なると、次第に目につくようになってきます。それが気になり出したときが、買い替えの目安の一つでしょう。
2. 破れ、ほつれが出てきた
日々に生活で使われるラグは汚れるだけではなく、擦り切れてしまったり、何かを引っ掛けてほつれてしまったりする場合もあります。そのようなラグを補修するというのも、なんとなくハードルの高い印象があります。
あまり高価ではないラグならば、それも買い替えを考える目安になるのではないでしょうか。

3. 色が褪せてきた
部屋に敷かれているラグは毎日見慣れているので、その変化にはなかなか気がつかないものです。でも、日のよくあたる明るい部屋に敷かれているラグは色が褪せることがあります。ひと月やふた月で変化するわけではありませんが、何年か立ったときにふと気がつくものです。
色が褪せて安っぽく見えたり薄汚れた感じに見えたりした時が、買い替えのタイミングともいえます。
4. 弾力がなくなってきた
長年ラグを使っていれば、フワフワだった毛足もへたってくるし、中のウレタンも弾力がなくなってきます。そうなると、ラグの上を歩いたり座ったりしているとフローリングなどの床の硬さを感じる、いわゆる「底つき感」を感じるようになってきます。
こういうときも、そろそろ買い替えかな…、と感じるようになってきます。
5. そろそろ新しいラグがほしくなってきた
何年も同じラグを敷いているといずれ飽きてくるものです。そのようなときも買い替えのタイミングです。
また、部屋の模様替えをしたらまわりのインテリアに合わなくなってしまった、そのような場合も部屋に合うラグに替えるタイミングです。
ラグの寿命は2、3年~10年と様々
ラグはどれくらいの年数持つのでしょうか、寿命はあるのでしょうか、気になりますよね。よくいわれるのは、一般的には2~3年。大切に使っていれば10年以上といわれています。
でも当然状況によって変わりますよね。例えば、来客のある時しか使わない応接間だと10年20年と使えるかも知れません。また、普段から家族がいつも集まっているようなリビングだったら、ラグの消耗は大きくなるでしょう。そのような部屋に安いラグが敷いてあれば、寿命が2~3年でも不思議はありません。
ラグを購入する際に、ラグを敷く部屋がどのように使われている部屋なのかを考えておく必要があるでしょう。人の出入りが激しい部屋に高級なラグを敷くのは、ちょっともったいないかも知れませんね。
ラグをなるべく長持ちさせるには

たとえ安いラグであっても、せっかく買ったラグですから、できる限り長く使いたいものですよね。1年でも2年でも長く使えれば経済的にもいいですよね。特にお気に入りのラグだったらなおさらです。
日頃のお手入れが肝心
ラグは毛足が長くなればなるほど、中にゴミやホコリがたまりやすくなります。ですから、掃除機がけはこまめにしなければいけません。毛足の流れに逆らうように掃除機をかけることで、ゴミ・ホコリが取りやすくなり、毛足が寝てしまうのを防ぐこともできます。
また、汚れはすぐにふき取るようにする必要があります。放っておいて染み付いてしまった汚れはなかなか取れなくなってしまいます。
複数のラグを持っておく
一枚のラグをずっと敷きっぱなしにするのではなく、複数枚のラグを持っておくのはどうでしょうか。
例えば、普段敷いてあるラグが汚れて、クリーニングをする必要が出た時に、別のラグをすぐに敷くことができます。
クリーニングの終わったラグはそのまま休ませることで、寝ていた毛足を復活させることもでき、長持ちさせることができます。また、気分転換にもなりますね。
その他のラグを取り替えるタイミング
一枚のラグを使えなくなるまで敷いておく、というのはいかがなものでしょうか。せめて見栄えが悪くなる前には買い替えておきたいものですよね。
また、複数枚のラグを持っていれば、何らかのタイミングで敷き替えながら使うという方法もあります。
季節の節目によって取り替える

日本には四季があるので、ラグを替えるタイミングとして季節ごとに替えれば、それぞれの四季の風情を取り入れることで、豊かな生活を楽しむことができるのではないでしょうか。
各季節ごとに4枚のラグを用意するというのもいいでしょう。春夏用と秋冬用であれば2枚のラグということもできます。春は春らしい色やデザインのラグ、夏は夏らしいラグの部屋に住むって楽しそうだとは思いませんか。
また四季だけではなく、それぞれの季節の中にも色々な節目や行事などがあります。例えば、正月、梅雨、ハロウィン、クリスマスなどはその時期だけのラグを敷くというのもラグの楽しみ方の一つでしょう。
部屋の模様替えと同時に取り替える
時々部屋の模様替えをする方なら、そのタイミングでラグを買えるというものいいのではないでしょうか。
部屋のイメージに合わせたラグにしたいですね。例えば、北欧風だとか、カントリー風、西海岸風、ブルックリン風など、他にも色々なイメージのラグがあります。
気分によって取り替える
部屋の模様替えはしなくても、その時の気分でラグを取り替えるのいうのもいいですね。気分といっても、今日は楽しくてパーっと騒ぎたい気分とか、今日は落ち込んでいてブルーな気分とか、日々の気分の移り変わりでラグを替えていたら大変ですが。なんとなくラグを替えてみようかなと、そんな感じでラグを替えるのもありでしょう。
ラグは部屋の中でも目を引く存在です。ラグ1枚を変えるだけでも、あなたの部屋の印象を大きく変えることができます。
ラグを取り替えるなら、おすすめは?
どのようなラグに替えるのかは、あなた自身の好みのラグを選べばいいのですが、一口にラグといってもいろいろな種類があって迷うものです。また、様々な機能を持たせたラグもあります。
その中から選ぶポイントも含めて、いくつかをご紹介したいと思います。
無難なラグを選ぶなら無地のオールシーズンタイプ
デザインや柄にはどうしても何かしらのイメージが付いてくるので、部屋のイメージがラグに左右される恐れがあります。その点、無地のラグならその心配がないので、部屋の雰囲気に左右されることなく敷くことができます。
また、オールシーズンタイプのラグであれば、夏冬関係なく季節を選ばずに敷くことができるので、急にラグを取り替える必要が出てきた時に便利です。

人気のシャギーラグは案外年中使える
シャギーラグは毛足が長くふかふかしているので、蒸し暑い日本の夏には向かないと思われがちですが、昨今の猛暑によるエアコンの使用頻度の増加もあるのでしょうか、季節に関係なくシャギーラグは人気です。

丈夫な素材ならナイロン
ラグやカーペットの素材としてナイロンは丈夫な素材の代表です。オフィスなどの多くの人が歩き回る場所に敷かれるカーペットにはナイロンが多く使われています。
また家庭では、水や汚れに強いという利点もあるので、汚れやすい場所、例えばダイニングなどに敷かれるラグにもナイロンが使われています。

夏の代表格は「い草」と「接触冷感」
暑い夏は扇風機やエアコンがあるとはいえ、見た目にも涼感を味わいたいものです。その代表がい草のラグでしょう。
い草は畳にも使われている素材なのですが、毛足のあるラグと違って、サラッとした手触りと独特のひんやり感を持っています。フローリングの部屋に敷けば、夏らしい涼感を感じることができます。

もう一つの代表が接触冷感素材です。インテリアショップの寝具売り場でも「接触冷感」の文字が多く見られるのでご存知の方もおられるでしょう。
ラグにも、まだ多いとはいえませんが接触冷感素材を使った製品がいくつか出てきています。


冬はウレタンでぬくぬく!
ラグには、表と裏地の間にウレタンが中綿として使われているものもあり、ウレタンの厚さも数ミリから、厚いものだと10cm近いものまであります。厚みのあるウレタンを使用したラグは“ボリュームラグ”とも呼ばれていて、クッション性だけではなく、フローリングなどの床からの冷えもシャットアウトしてくれます。ボリュームラグの上でゴロゴロするのは最高ですね。

カジュアルな部屋ならキルトラグ
キルトラグは家庭的でとてもカジュアルなラグなので、気楽に敷きたい場所に敷くことができます。毛足がないので、掃除がしやすいのもいいですね。
ほとんどのキルトラグは、家庭の洗濯機で丸洗いすることができるので、汚れを気にする必要が少なくなります。
また、価格もお手頃なので、何枚か用意しておいて、汚れたときや季節ごとに敷き変えるのもいいのではないでしょうか。


まとめ
ラグの寿命は使用環境で変わってくるので、一概に何年とはいえないということです。でも、気に入ったラグはできる限り長持ちさせたいですね。そのようなラグは、汚れやすい場所に敷かないことが一番です。
あらかじめ汚れることがわかっている場所(ダイニング、子供部屋など)には撥水性がすぐれていて汚れにくい防汚性のあるラグ、あるいはなるべく安くて家庭の洗濯機で気軽に洗えるようなラグを選んでおきましょう。
そして、あまりにも汚れやダメージがひどいようだったら、新しいラグに買い替えてしまう、ということを検討してみましょう。