普段からベッドを使っていて起こる問題、いろいろありますね。その中でもここではしけについて考えてみたいと思います。部屋が乾燥していればあまり気にはならないのですが、日本に住んでいる限り湿気の問題はついて回ります。
湿気の影響は目に見えるところにはあまり出てきません。どこに出てくるかといえば、ベッドならマットレスの下、あるいはマットレスの中です。普段寝ていて汗をかいても、マットレスの表面はすぐ乾いてしまいます。あまり汗がひどかったり、長期間に渡ってしまうとシミにはなります。
マットレスの表面は乾いてしまっても、マットレスの中や下はそうは行きません。湿気がこもったままになってしまいます。湿気といえば「カビ」。マットレスの表面が湿っていないからといって安心して入られません。マットレスを裏返してみればカビが生えているかもしれません。マットレスだけではなくベッドのフレームにもカビが発生するかもしれません。
カビは乾燥させることが一番
カビ対策には乾燥が一番。部屋自体の湿度を下げるのが一番いいのですが、湿気の多い部屋だったり、部屋の乾燥を防ぐために加湿器を置いている場合もあるので、部屋に湿気対策はむずかしいものがあります。
時々マットレスを太陽に当る
マットレスをずっとそのままで使っているから敷けはたまり、カビの原因になっていきます。1ヶ月、或いは3ヶ月に一度は天気のいい日にマットレスを干してみましょう。太陽に当てることで、乾燥させることができますし、紫外線による殺菌の効果もあります。
太陽光に当てることでの色あせやマットレスを干しておく場所がない場合は、壁などに立てかけて、風に当てるだけでもいいと思います。とにかく、普段乾いた空気に当たりにくいマットレスの裏面を乾燥した空気に晒すことが必要です。
時々マットレスを裏返す
マットレスを長持ちさせる方法として、マットレスのローテーションというのがあります。マットレスの前後オモテウラを定期的に入れ替えるのです。それをされている方はいいですけど、されたことのない方でも行うようにしましょう。
湿気対策として重要なのは、表裏を入れ替えることです。マットレスの中には表と裏が決まっている場合もあります。その場合はマットレスの裏面に風を当てるだけしかできませんが…
湿気対策を考えたベッド選び
すのこベッド
湿気のことを考えたベッドの代表といえば「すのこベッド」でしょう。すのこベッドという商品名で売られているベッドもありますが、床板にすのこを使ったベッドは多くあります。すのこの上にマットレスを置くことで、すのこの隙間から湿気を逃す事ができるので、湿気がこもることが少なくなります。
パイプベッド
パイプベッドはその名の通り、ベッドのフレームが金属のパイプでできています。愉快タモ網になっており湿気がたまらないようになっています。ただ金属製なので冷たさが気になる方はおられるでしょうね。
湿気対策に効果が期待できないベッド
ローベッド・フロアベッド
背の低いベッドで若者中心に人気のベッドなのですが、マットレスの下に湿気を逃すためのスペースが少ないのが難点です。底板にすのこを使ったベッドのあるのですが、背の高いベッドに比べたらどうしても湿気は抜けにくくなってしまいます。
収納ベッド
収納ベッドはベッドの下が収納スペースになっていて、とても便利なのですが、ベッドの下が収納スペースということは、これもマットレスにこもった湿気が逃げられないようになっています。
…ということで
湿気が多い環境で使うベッドとしては、マットレスの下に風が通りやすい広いスペースがあるベッドということになります。でも、気に入ったベッドが必ずしもそうでない場合もあります。その時はマットレスを晴れた日に干してみたり、表裏を入れ替えてみたりすることが必要になります。
スッキリした爽やかなマットレスで寝るのは気持ちのいいものです。みなさんもマットレスのお手入れをしてみましょう。
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