並べてはるだけのタイルカーペットですが、オフィスなどで見られるタイルカーペットは接着剤を使って貼るのでちょっと面倒です。それに結構地味で無難な色が多い印象ですが、家庭でフローリングの上に敷くのであれば、接着剤もなしで並べるだけのタイルカーペットがたくさんあります。楽しいカラーや柄もあるので、お部屋の床をなんとかしたいと思っているならタイルカーペットを検討してみては?
タイルカーペットはこんなに便利
タイルカーペットは一見するとわからないのですが、色々とメリットがあります。そのいくつかをご紹介したいと思います。
フローリングなど床面を傷つけない
タイルカーペットに限らずカーペットを敷く目的の中で重要なのが、床面の保護ということになります。きれいに磨き上げられたフローリングの床であっても、日々の生活のかなでは少しずつ汚れたり、キズがついてしまうものです。キズがついたフローリングの床の補修はとても大変ですよね。張り替えなどとなれば結構な出費を覚悟しなければなりません。
そのようなときにカーペットを敷くことで床を守れるならとても簡単で経済的ではないでしょうか。当然、接着剤で固定するカーペットは使えませんが、家庭用の並べるだけのタイルカーペットを選ぶ必要があります。
敷きたいスペースに合わせられる
タイルカーペットの差大のメリットが「タイル」であることです。一枚物のカーペットやロールタイプのカーペットと違って、一辺が50~60cmほどの正方形です。それを並べていくだけなので、敷くのもとても簡単、お子さんと一緒に並べるのも楽しいですよ。
並べていくと壁との間に隙間があくこともあります。でもタイルカーペットはカットするのも簡単なのです。大きめのカッターを使えば簡単にカットできてしまいます。部屋のサイズにピッタリ収まらなかったり、部屋の形が変形タイプでも隅々までピッタリと敷き詰めることができます。
また、部屋全体に敷き詰めなくても、歩きまわるスペースだけとか、子どもたちが遊ぶエリアだけとか、部分的に敷くことが自由自在です。
汚れてもお手入れが簡単
生活していれば当然汚すこともあります。そのためにカーペットを敷いたのですからね。タイルカーペットのいいところは、汚れた部分だけを外せるということです。もし、汚してしまったらそのカーペットだけを取り外して洗ってしまいましょう。その後乾燥させて元の場所に戻せばそれで終わりです。
カーペットを購入する際には「撥水加工」や「防汚加工」がされているかを確認しておきましょう。そういった加工がされていれば、汚れも落ちやすいので大助かりです。乾燥させる場合はなるべく日陰で風通しのいい場所で乾かしましょう。直射日光に当てると変色や退色、あるいは熱で変形することが考えられます。
取り替えられるのでとても経済的
そのように、汚してしまったタイルカーペットを洗っても汚れが取れない、あるいはキズをつけてしまって目立ってしまう。という場合もあるでしょう。その場合はそのタイルだけ新しいものと取り替えてしまいましょう。これはタイルカーペット最大のメリットです。部分部分で取り替えることができるのです。
一枚物のカーペットでは大変なことですよね。隅々まで敷き詰めた一枚物のカーペットを取り替えるのはとても経済的に負担がかかってしまいます。でも、タイルカーペット一枚分だったらそうでもないでしょう。一枚あたり数百円から千円前後(一枚数千円以上するものもありますが)です。
防音対策にも
普通のタイルカーペットでも防音の効果はあります。床に何かを落としたときの音やスリッパでパタパタ歩き回っている音、小さな子供が部屋の中を走り回る音などはフローリングに比べたら相当軽減されます。
また、中には防音対策に効果があるカーペットもあります。そのようなタイルカーペットにはラベルやカタログに防音効果を表す「遮音等級」という数字が書かれているものがあります。
遮音等級は「デルタL等級」といって“ΔLL(I)-4”のように表し、数字が大きいほど防音効果が高い子を示しています。以前は「推定L等級」という表し方があって“LL-45”というように表示していました。こちらは数字が小さいほど防音効果が高くなっています。
現在は「デルタL等級」が主流なのですが、まだ「推定L等級」の表示も見られます。参考にしてみてください。
>>>ラグでおしゃれに防音対策
カラーが豊富で組み合わせもできる
タイルカーペットはカラーや柄が豊富なのも魅力の一つです。色々なメーカーから多くの種類が販売されているので、あなたの好みのカラーや柄が見つかることでしょう。
複数の色を組み合わせて購入することもできるので、よりカラフルな組み合わせた楽しめます。オーソドックスなのは2色のタイルを交互に組み合わせる市松模様ですが、組み合わせ方は自由です。
また、1色のマットの毛並みの方向を交互に変えることで、面白いパターンを作り出すこともできます。お子さんと一緒に色々と並べ方を工夫してみるのも楽しいですよ。
ズレにくい
オフィスなどのように最初から床材としてカーペットを敷く場合は、ずれないように接着剤で固定をするのですが、一般の家庭でフローリングなどの上に敷く場合はそうは行きません。
一枚物のカーペットと違ってタイルカーペットは一枚一枚が小さいのでズレやすいという欠点があります。そのためにタイルカーペットの裏面はズレにくいように各メーカーが独自の加工を施しているので安心して使うことができます。
ペットにも安心
フローリングの床にカーペットを敷くというのは、イヌやネコなどのペットにも安心、安全です。フローリングの床に比べカーペットは滑りにくく、ペットの足に余分な負担がかかりにくくなります。またソファーやベッドの上から飛び降りてもカーペットはクッション性があるので足への負担が軽減されます。
小型犬などは室内でちょっとした段差で骨折をするという事故が起こることがあるので、床にはカーペットなどを敷いて安全に気をつけてあげたいものです。
タイルカーペットとジョイントマット
タイルを敷き詰めていく方式はタイルカーペットだけではありません。「ジョイントマット」というものもあるのですよ。同じように正方形のマットを敷いていくのですが、ジョイントマットには隣のマットと接続するためのジグソーパズルのようなジョイント部分があるのです。そのジョイント部分をはめ込んでつないでいきます。
素材はEVA樹脂が多く使われています。EVA樹脂はサンダルのソールとかバスマットなどに使われているちょっと硬めのスポンジみたいな素材です。
ジョイントマットは弾力性があり、断熱効果や防音効果もあってとても快適です。また、EVA樹脂は安全性もあることから、赤ちゃんのいるご家庭などではプレイマットとして使われています。
まとめ
タイルカーペットは好きな色や柄を敷きたい場所の広さに合わせて敷けるとても便利なカーペットです。敷くのもお手入れも簡単でお部屋を自分好みにイメージアップさせることができます。一枚物のカーペットやラグの購入を考えているのであれば、タイルカーペットも候補に加えてみてはいかがですか。